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コラム

将来に対する不安より、目の前の現実の虜になる・・・

2012年7月21日 公開 / 2014年7月17日更新

テーマ:ニュース雑感

コラムカテゴリ:くらし

人間、誰しもそういう選択と向き合わねばならない場面があると思います・・・。
しかし、それが会社や組織が半ば強制的に、強い立場を利用して足元を見透かすように押し付けるとしたら、ルールや規範や法規制など、何の意味も持たなくなるでしょう・・・。

本日の「朝日新聞デジタル」の朝刊一面のトップ記事は、まさに不況と雇用不足のこの国を覆う、どこにでも起こりうる問題の一端を浮き彫りにしています。
「線量計に鉛板、東電下請けが指示 原発作業で被曝偽装」という見出しの記事がそれです。

「法令で上限が決まっている作業員の被曝(ひばく)線量を少なく見せかける偽装工作とみられる。」(朝日新聞デジタルより)
なんて悲しい現実でしょうか・・・。

「年間50ミリシーベルトまでいいというのは、原発(で仕事を)やっている人はみんな知っている。いっぱい線量浴びちゃうと、年間なんてもたない。3カ月、4カ月でなくなる。自分で自分の線量守んないと1年間原発で生活していけない。原発の仕事ができなかったらどっかで働くというわけにはいかねえ」(朝日新聞デジタルより)
仕事を得たい、生活費を稼ぎたいという雇用される側の弱みに付け込んだ、まるで現代版「蟹工船」ではありませんか・・・。

「津波対策や地震対策や安全管理を文字通りに徹底したら、原発が一番経済的な発電方法だという前提がもたない。原発が維持できなかったら、仕事が無くなる・・・。第一、他にコストの掛からない経済的な効率のよい発電方法なんてないんだし・・・。それに、コストの安さと安全を旗印に原発を推進してきた国や経産省の威信が丸潰れだ・・・。」
と置き換えて解釈できそうな言い訳です・・・。

「経済性」とは何をもって、どのようなコストを含めて考えるべきなのでしょうか・・・?
特にライフラインに関わる事業は、一個人や一組織や一企業の「経済性」ではなく、国や国民生活を長い目で俯瞰しつつ将来をも見通した「経済性」や「安心・安全」を基本に考えるべきでしょう・・・。
そうでなければ、目の前の現実の虜になって、将来に禍根を残す結果になってしまいます。

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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