コラム
大津市の中2自殺問題と福島第一原発事故に見る共通の病根
2012年7月17日 公開 / 2014年7月17日更新
監督官庁である「文部科学省」と地域の教育現場を管理する「教育委員会」と現場である「学校」。
それぞれの立場で「問題を起こさない」という強い意思が働くと、いつの間にか「問題はなかった」ことにするという暗黙の了解が作られてしまうのかもしれません。
教育現場に蔓延る「評価制度」という机上の評価主義が、個々の教師の責任や判断で現実に対峙し、またその事で教師としてのスキルを向上させる事を排除してはいないでしょうか・・・?。
「事件は会議室で起こっているんじゃない!」という名台詞が印象的な「踊る大捜査線」でも、監督する側の「警視庁」と「湾岸署」と事件現場に関わる捜査員との葛藤が、現実の企業社会と同じような問題点を抱えた身近な現場として描かれ、人気を博していました・・・。
監督官庁である「経済産業省」と原発の安全を管理する「原子力安全保安院」と電力を生産し、供給するというライフラインに関わる企業活動をしている「東京電力」。
「事故は起こさない」「原発は安全」という強い意志が働くと、いつの間にか「事故は起きない」「安全に管理されている」という暗黙の了解が作られていたように感じます。
被害者(家族)と加害者(家族)と事件(事故・いじめ)の現場関係者とそれを監督する立場の責任者や監督官庁・・・。
当事者に近い人たちから漏れ出る未然に防げたという指摘や事実、現場と乖離しているが故に説明や事実確認が混乱し、二転三転してしまう管理監督する立場の関係者や責任者や監督官庁・・・。
不信が不信を生み、魔女狩りとでも言うような行き過ぎた行動に出る人まで生み出してしまうIT社会の功罪を見るに付け、一刻も早く、人を誤った方向へ導いてしまう組織やシステムのあり方を問い直すべきだと思います・・・。
「事件(事故、いじめ)は会議室で起こっているんじゃない!」という重い事実を真剣に受け止め、人を判断停止状態や責任回避という行動に追い立ててしまう組織のあり方やシステムにこそ大ナタを振るうべきでしょう・・・。
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