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山本武史

ワークライフバランスを実現するタイムマネジメントのプロ

山本武史(やまもとたけし)

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コラム

【WLBコラム】働き方改革は、本当に企業や組織が進めなければいけないのか?

働き方改革

2017年10月29日 / 2017年10月30日更新

「働き方改革で言われる、残業時間や休日出勤を
 減らすことはとても大切なことだとわかっています。

 しかし、今のまま労働時間だけを削減したら売上が下がってしまい、
 結果、経営難に陥るのではないかと危惧しています。

 そうなってしまっては、渡せるはずの給与も減るだそうし、
 逆に雇用環境まで悪化してしまいそうで不安です。」


ある中小企業の経営層から伺った生の声です。

ワークライフバランスの実現とは言われるものの、
どこで理想のバランスが取れていると判断できるのでしょうか?


また、企業として残業時間や休日出勤に制限を設けたとして、
それだけで仕事の生産性や効率が上がるとも思えません。


企業にとって、存続することは至上命題なはずです。
その危機を背負ってまで取り組むべきなのでしょうか?


また、その先に価値は見出せるのでしょうか?




結論から言うと、

『それでも取り組むべき』

でしょう。



なぜならば、この働き方改革は、現在の社員だけでなく、
これから入ってくるであろう、学生や転職希望者に
大きな影響を与えるからです。


当然ですが、働く人に選ばれる条件、しかも『最低条件』として、
働き方改革に適応していることが挙げられます。


もう少し具体的に言うと、
求人票に挙げられている待遇面の諸条件が
本当にその通り実現されているかどうかも含めて、
働き手の希望に添わなければ、
そもそも『いい人材』は集まってきません。


今いる戦力だけでこの先永久に仕事ができるならいいでしょうが、
今後入ってくる新戦力を考えるなら、

『今こそ、働き方改革に沿った組織改革を進めるべき』です。



しかし、冒頭の声のように、本当に企業側だけがリスクを背負って
進めていかなければならないのでしょうか?



それに対する答えは、

『No!』です。




どういうことかと言うと、
「今いる社員が本当の意味でのワークライフバランスを考え、
 自分にとっての『理想の働き方』を描く必要がある」
と言うことです。


もう少し具体的に言うと、
企業に理念やビジョンがあるように、
個人としても理念やビジョンに当たる『人生の目的』を
しっかり持った状態で時間の使い方を考えるべきです。



そうでないと、
理想のワークライフバランスなど考えられるはずもなく、
そんな状態で時間の使い方を考えたとしても、
単に「何に何時間使った」といった表面上の事実しか残りません。



まずは、どのような人生を歩みたいのか、
その過程において、どの段階で何を大切にしたいのか、
なすべきことは何なのかを明確にすべきです。


例えば、結婚当初なら夫婦関係を深める時間が大切でしょうし、
こどもが生まれたら育児に関わる時間が大切でしょう。

また、こどもから手が離れたら自分のキャリアに向きあることが第一になるでしょうし、
親の介護が必要ならその時間を確保することも重要でしょう。



人生の各段階において

『本当に大切にすべきことを大切にする』

これがタイムマネジメントの、
あるいはワークライフバランスの真の目的のはずです。


そこを社員一人ひとりが真剣に考える必要があります。

労働時間の削減、仕事の効率化の前に、
社員一人ひとりの人生を考えたタイムマネジメントの仕方を
しっかり学んで欲しいと願っています。



そうして、企業側は企業努力により、
ワークライフバランスの実現に沿った環境づくりを進め、

一方で、その企業に勤める社員一人ひとりは、
自分の人生を真剣に向き合って、理想の働き方を考え、

相互にいい形で支え合う仕組みを作るべきだと思います。



これは、運動会の組体操に似ています。


みんながいい形で支え合うことができれば、
無理に力を入れる必要はありません。


どちらか一方だけ、または誰か一人だけががんばろうとするから
余計な力が必要となり、バランスが崩れやすくなるのです。


経営陣は環境を整える努力を、
社員は自分の人生を考えた上での働き方を追い求め、
お互いがお互いに貢献できる組織づくりを進めていきたいものですね。

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