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上手くいく “新卒採用活動” !!              抑えておきたい3つのポイント

2023年4月16日

テーマ:人材採用

コラムカテゴリ:ビジネス

新卒採用活動が本格的に稼働し始めて、学生と触れ合う機会が増えている企業の方々も多いのではないかと思います。
この新卒採用活動ですが、順調に進む企業の場合はやる気に満ち溢れていると思いますが、
なかなか上手く活動出来ていない企業の人事担当者にとっては、また始まる苦しい期間だと思います。
そんな苦しい思いをされている人事担当者にお届けしたい、学生と触れ合える今だからこそ行って頂きたい3つのポイントをご紹介させて頂きます。


1.ラベリングの確認
2.“遣り甲斐”・“働き甲斐”の掘り起こし
3.対人関係エピソード


➢1.ラベリングの確認
このラベリングという言葉は過去のコラムの「離職者が多い組織が行って頂きたい3つSTEP」の中でも出てきていますが、ラベリングとは言い換えると「レッテルを張る」事を指します。その為、良い意味でも悪い意味でも使用されるモノになります。
採用活動時に行って頂きたいラベリングの確認項目ですが
項目① あなたの業界に対するラベリング  
項目➁ あなたの会社に対するラベリング  
項目③ 項目①、➁を踏まえてあなたの会社が募集している職種に対するラベリング

の確認を行う必要があると思っています。

項目① あなたの業界に対するラベリング
日常生活を行う上で触れる事が出来る身近な仕事であっても、なかなか触れる事のない業界や「そういう仕事があるんだ~」という初めて聞く仕事であっても、実際の内容と学生が抱いているイメージとではギャップがある場合が多い為、学生の皆さんはどの様なイメージをあなたの業界に対して持っているのかの確認をまずは行って頂きたいと思います。

項目➁ あなたの会社に対するラベリング
このラベリングは、会社説明会などで学生達が “会社の皆さんと触れ合う前のイメージ” の場合と “会社の皆さんと触れ合ってからのイメージ” の場合があります。
認知度の高い企業の場合は、会社説明会以前からラベリングをされていると思いますので、説明会を通じてそのラベリングが変化したのかどうか、変化したのならどの様に変化したのかを確認して頂きたいと思います。
あまり認知されていない企業の場合、認知されていないにも関わらず説明会に来て頂けた理由と会社の皆さんと触れ合った後のイメージの確認をして頂ければと思います。
採用活動を円滑に行うには、この僅かな情報しか得ていない就職活動中の学生が抱いているイメージがどの様なものなのかがとても重要となります。

項目③ 項目①、➁を踏まえてあなたの会社が募集している職種に対するラベリング
この職種についてですが、例えば “営業職” の場合、多くの企業で募集があると思いますが、あなたの会社が所属する業界での営業職の魅力に加え、あなたの会社で営業職に従事する事の魅力を伝える事が求められます。



➢2.“遣り甲斐”・“働き甲斐”の掘り起こし
採用活動の見直しをする際に、多くの場合、福利厚生を含めた労働条件の見直しをされますが、労働条件は “入社への動機づけ” ではなく、動機づけされた学生に対する “安心の提供” と捉えて頂きたいと思います。
また労働条件での動機付けは定着率の悪化に繋がりやすく、新卒採用時のイメージダウンのみならず、社員の意識低下にもつながりかねません。
その為採用活動を行う際には “遣り甲斐”・“働き甲斐” での動機付けを行う事をお勧めしています。 
この “遣り甲斐” と “働き甲斐” での動機付けを行う上で是非取り組んで頂きたいのが、既存社員にむけての “遣り甲斐” と “働き甲斐” の聞き取りです。
「あなたの仕事における “遣り甲斐” と “働き甲斐” は何ですか?」と質問すると身構えられてしまいますので
「あなたが入社してから現在までに仕事上で嬉しかった事としてどの様な事がありますか?」
「あなたが入社してから現在までに仕事上で楽しかった事としてどの様な事がありますか?」

という内容の質問をして下さい。
社員数が多くてとても全社員に確認する事は無理だという場合は、採用活動の中で学生に触れ合う可能性がある社員だけでも、この聞き取りを行って頂きたいと思います。
過去の嬉しかった事、楽しかった事の振り返りが、 “仕事への情熱” と “愛社精神” の向上に繋がり、学生に対して熱意のある対応をして頂ける事が期待できます。



➢3.対人関係エピソード
社会に出る上で人間関係を気にする学生は多くいます。
人間関係とは “既存の社員の仲の良さ” ではなく “学生本人が社員の皆さんと馴染めるかどうか” という事になります。
どれだけ既存の社員同士の仲が良くても馴染めなければ “良い人間関係” とは受け取ってくれません。
つまり新入社員が会社に馴染める為に行っている工夫を伝える事が出来れば良いのですが、なかなか斬新な工夫は少ないので、対人関係をイメージ出来るエピソードトークのお伝えを推奨しています。
「自分が仕事で躓いていた時に先輩の○○さんからの一言で救われた…」
「仕事でミスをしてお客様からひどく叱られて辞めてしまいたいと思っていた時に、他のお客様から、私の現状を知っているわけではないのに “あなたが担当してくれているから自分たちは頑張れている” という言葉を頂き、もっとお役に立てる様に成長しようと思った」

などの話を学生に聞かせて頂きたいと思います。
対人関係のエピソードトークは “不安の解消” のみならず 仕事に対する “遣り甲斐”・“働き甲斐” の提供にもなる事が多いので是非伝えて頂きたいと思います。



今回の内容が僅かながらでも、新卒採用活動を行う上でのヒントになっていれば嬉しく思います。
今回の新卒採用活動をはじめ、部下との関わり方や指導の仕方、組織風土の作り方でお困り、お悩み事がございましたら、Zoomにて50分無料の相談会を開催しておりますので、メールにてお問い合わせを頂ければと存じます。
Zoom面談までの流れは
メールでのお問い合わせ ➢ メールで日時の擦り合わせ ➢ Zoom面談
という流れで開催させて頂きます。
お気軽にご連絡下さい。

この記事を書いたプロ

藤田佳孝

美容室の人材コンサルティングと心理カウンセリングのプロ

藤田佳孝(Gems Consulting Office 株式会社)

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