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ボトムアップ型DXの進め方手順!職場で始めるデジタル化を成功させるには?

2024年5月25日

テーマ:DX化で製造業は変わる!

コラムカテゴリ:ビジネス

DXに取り組むためには、社員たちがリスクを恐れずに変化に取り組むことが必要です。
リーダーシップが社員たちをサポートし、共同でチャレンジしていくことで、企業のDX
を成功に導くことができます。

また、社員たちは自己啓発の意識を持ち、常に学び続けることが重要です。
DXは急速に進化しており、新しい技術やツールが次々と登場しています。社員たちは、
自分たちの専門分野やスキルを向上させるために、継続的な学習やトレーニングを受ける
ことが必要です。

1 デジタルツール・技術の業務への適用
社員たちは自分たちが取り組む業務について、常に問題意識を持ち、アイデアを出すこ
とが大切です。改善のアイデアは、チームワークやコミュニケーションを通じて共有され
より良い業務プロセスやサービスを提供するために業務の見直しを行います。

■最初に、業務上の問題点を特定します。

■次にデジタル技術を活用して
 ・AI技術
 ・ロボット技術
 ・IOTとデータ収集の仕組み
 ・事務部門のIT化技術

■目標の設定と解決策立案、業務改善を行います。
 ・業務の効率化
 ・顧客提供価値の向上

■改善後のデータ分析とフィードバックを行い改良を行います。

2 業務プロセスの改善ステップ
デジタルツールやITの導入において、業務改善を行うためのステップと注意点は以下の通りです。

■ステップ1: 現状分析
 ①問題点の特定: まずは現在直面している問題や課題を明確にする。これには、業務の
  非効率性、コストの問題、顧客満足度の低さなどが含まれる

 ②目的の設定: 問題を解決するための具体的な目標を設定する。これは、業務のスピード
  アップ、コスト削減、顧客体験の向上などが目的になり得る

■ステップ2: ソリューションの選定
 ①ツールの選択: 解決策として適切なデジタルツールやソフトウェアを選定する。市場調査
  を行い、必要な機能を持つツールを選定することが重要

 ②プロセスの改善: 導入するツールが業務プロセスのどの部分を改善するかを検討する
  工程図、業務フローなど作成し、ボトルネックや非効率な部分を特定することが役立つ

■ステップ3: 実装計画
 ①計画の策定: ツール導入のための実施計画を立てる。これには、スケジュール、予算
  リソースの配分などが含まれる

 ②関係者の巻き込み: プロジェクトの成功には、関係者全員の協力が不可欠。社員のトレ
  ーニングや意識向上のための取り組みを計画に含める

■ステップ4: 実装と評価
 ①段階的な導入: 大規模な変更はリスクを伴うため、小規模から始めて徐々に拡大する
 ②評価とフィードバック: 導入後は定期的に評価を行い、フィードバックを収集して改善
  点を見つける

注意点
 ①社員の教育: ツールの効果的な使用には、社員の理解とスキルが必要。十分なトレーニ
  ングとサポートを実施する

 ②変更管理: 新しいツールの導入は、業務に大きな変化をもたらす。社員が変更に抵抗し
  ないよう、コミュニケーションとサポートを行うことが大切

 ③セキュリティ: データのセキュリティとプライバシーを確保するための対策を講じること

これらのステップと注意点を踏まえ、計画的にデジタルツールの導入を進めることで、業務
の効率化と顧客満足度の向上を実現します。

3 チームワークによる活動
 業務改善を実施する方法として、グループを結成し、役割分担を行って、ディスカッシ
 ョンしながら以下のステップで改善を進めます。

■ステップ1: グループの結成
 ①メンバー選定: プロジェクトの目的に合わせて、必要なスキルを持つメンバーを選ぶ
 ②役割の割り当て: メンバーごとに明確な役割と責任を割り当てる

■ステップ2: 目標の設定
 具体的で、測定可能、達成可能、期限を設けた目標を設定する

■ステップ3: ディスカッションの計画
 ①定期的な会議: 定期的に全員が参加する会議を設け、進捗状況の共有と議論を行う
 ②オープンなコミュニケーション: メンバー間で情報が透明化、共有化されるよう意見交換を促進

■ステップ4: プロジェクト管理
 ①進捗の追跡: プロジェクト管理ツールを使用して、タスクの進捗状況を追跡する
 ②リスク管理: リスクを特定し、それに対する対策を計画する

■ステップ5: 実施と評価
 ①実施: 計画に基づいて、改善策を実施する
 ②評価: 実施した改善策の効果を評価し、必要に応じて調整する

注意点
 ①コミットメントの確保
  メンバーがプロジェクトに対してコミットメントを持つことが成功の鍵
 ②フィードバックの活用
  メンバーからのフィードバックを積極的に収集し、改善に活かしていくこと
 ③柔軟性の維持
  状況の変化に応じて計画を柔軟に調整することが重要

これらのステップを踏むことで、チームとして効果的に業務改善を進めることが可能と
なります。
さらに具体的なアドバイスやサポートが必要な場合は、必要に応じて上司、トップ層、
公的支援機関などに相談することも考えます。

4 グループワークによるDX推進計画の作成
テーマに沿って、グループディスカッションを行い、グループとしての結論を導き出し
ます。
 ①テーマ:職場から始めるデジタル化
   職場で導入が可能なデジタル機器、ITツールを導入することで、業務の課題解決
   及び、製品・サービスの質を高め顧客満足度向上を図る

   グループメンバーだけで解決できないと判断した場合、上司、経営者、外部機関
   等の支援を求めることも可

   メンバー間で話し合い、業務上の課題の中で、できるだけ共通項目を選択する

 ②グループ分け:5名×3チーム(メンバーは、年齢、男女偏らないように構成)
 ③役割分担:リーダー(進行役)、発表者、メンバー
 ④自己紹介:氏名、仕事の簡単な略歴、趣味など
 ⑤グループ討議:意見を出し合いながらポストイットに書き込む(約1時間)
   ブレインストーミングを用いてテーマについて対話をし、その中で出てくる
   エッセンスをカードに記録する。対話されている話の内容の要点を書き込んで
   残していく
   「似ている」と思うカードを寄せてグループ化していく
   この時に注意すべきポイントは、「小グループから大グループへ」と寄せて
   いくこと

 ⑥発表:グループごとに発表、質疑応答

発表用資料(模造紙)

この記事を書いたプロ

濱田金男

ものづくり現場の品質管理、人材育成のプロ

濱田金男(合同会社高崎ものづくり技術研究所)

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