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コラム
仕事力を高めるための問題解決の考え方と取り組み方(5)
2023年1月5日
5)問題を探索・予測して解決
問題解決への取り組み方の基本としては、問題が発生してから行う後処理型よりも、問題発生を予防する探索(探す)型や、さらに将来を見越した予測型の取り組みが最も効果的な方法と言えます。
問題の発生に大きな関わりを持つのが、仕事の計画や方針のあり方です。いかなる仕事にも必ず目的や目標があります。これらを達成するために計画を立て、具体的に行動する実行施策を設定します。いずれの仕事でも計画が重要で、納期、品質(仕事の出来栄え)、費用(コスト)という三つの制約条件の範囲で仕事の目的や目標を達成することが基本です。
目的や目標の達成を阻害する問題が発生する背景には、仕事の計画や方針に問題が含まれているケースが多くあります。従って、発生した問題への取り組みだけでなく、計画そのものや管理のあり方、仕事の進め方などにも着目した対策を講じなければなりません。
商品開発などの業務は、一般にプロジェクト的に進めます。例えば新商品開発は、最初に企画決定したものが開発段階から製造段階、そして新商品の販売、サポート段階へと進んでいきます。商品作りにおけるプロジェクトで問題を発見するには、計画を作成する段階で施策項目の目標値と実行スケジュールとの結果関係を把握するチェック・ポイント(観察の時期)と、目標値を設定します。確実にチェックしているかどうかを報告するルールや、会議などでの進捗状況と問題点の報告の義務付けなども設定します。これによって、報告された問題点の影響度や重要度、対策の優先度などを検討し、その後の対応計画に反映します。また、他のプロジェクトへの教訓としてフィードバックすることも可能です。
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