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職長教育とは?

2024年4月16日

テーマ:社員研修

コラムカテゴリ:ビジネス

職長の役割

 職長は、現場において技能労働者を直接指導したり監督する役割を指します。指導内容は様々ですが、コスト管理・工程管理・品質管理など様々な管理すべき項目を理解し、組織内のコミュニケーションの伝達役になる役割があります。また、作業員の健康や安全を確保する役割が強く求められます。

職長教育の具体例

 職長は、職人に対して安全で健康的な職場環境を提供する責任を負っています。そのため、職長教育では、職人が労働災害や労働環境の健康被害に遭わないようにするための基礎知識が教えられます。以下に、具体例を例示します。

  • 作業方法の決定及び労働者の配置に関すること
  • 労働者に対する指導または監督の方法に関すること
  • 危険性または有害性等の調査およびその結果に基づき講ずる措置等に関すること
  • 異常時における措置に関すること
  • その他現場監督者として行うべき労働災害防止活動に関すること

職長教育は労働安全衛生法において義務づけられている

 職長教育は、職人の安全衛生に関する指導・指揮を行う立場にある職長に対して、労働安全衛生法第60条において義務付けられています。また、職長教育の実施状況を文書化することが求められています。職長教育の実施方法としては、内部講師による実施、外部の講師による実施、オンライン学習による実施があります。

職長教育を受けることのメリット

 職長教育を受けることによって、職長は以下のようなメリットを得ることができます。
リスクマネジメントの向上
 職長は、職人の安全・衛生を守る立場にあるため、職場におけるリスクマネジメントの重要性を理解し、適切な対策を講じることが求められます。職長教育を受けることによって、リスクマネジメントに必要な知識や技能を身につけ、職場の安全・衛生管理の向上につなげることができます。

法令遵守の徹底
 職長は、職人の安全・衛生を守る立場にあるため、職場での法令遵守が求められます。職長教育を受けることによって、職場での法令遵守に必要な知識や技能を身につけ、職場内での法令遵守の徹底につなげることができます。

 弊社では、労働安全コンサルタントによる「職長教育」を受け付けております。
 弊社の樽式活性化法に基づいた演習も組み込まれた独自のプログラム構成です。
 法令の定めによる12時間の講習時間に対し、2日間連続開催以外にもフレキシブルに対応致しております。

 例えば、1日6時間の講習を月1回での2か月での実施。
 例えば、1日4時間の講習を月1回での3か月での実施。

 お問い合わせはメールか電話にてお願いいたします。

この記事を書いたプロ

下裏祐司

事業と社員の成長を導く企業活性化コンサルティングのプロ

下裏祐司(株式会社飛泉)

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