賢者

2022年11月9日

テーマ：気づきの窓

コラムカテゴリ：ビジネス

　いきなりですが、「賢者」とはどんな人のことだと思いますか？
　多くの人が、「賢者」とは豊富な知識を持ち、人々を正しい方向へと導く力を持った人といったイメージで捉えておられると思います。実はそうではないのです。
「賢者」とは「学んだ人」のことなのです。

「賢者は愚者からも学び、愚者は賢者からも学ばず」

　この言葉で愚者と賢者を分けるたった一つの違いは「学び」があるかないかです。つまり教えた側が賢者なのではなく、学んだ者こそ賢者なのです今、このコラムをご覧になられている方はおそらく、常に「学ぼう」という姿勢をお持ちの方だと思います。すなわち、賢者は他ならぬあなたなのです。

　賢者と愚者というのはとても大きな違いに見えて小さな差でもあるのです。賢者が学びを止めて自分は凄いと思った瞬間に愚者となってしまいます。愚者の特徴として学ぶ姿勢がないという特徴があります。それは賢者でも学ぶ姿勢がなくなってしまうと一気に愚者へと変わってしまうのです。賢者でい続けるには、常に学ぶ姿勢を忘れずに自分の間違いに気付くことが大切です。

　そして、その道は死ぬまで続くのです。賢者でいる事をやめてしまったら一気に愚者になってしまうのです。人は死ぬまで学び続けるのです。その謙虚で誠実な心を忘れてはいけません。
　間違えることはいけないことではないのです。間違いに気付いているのにそこを直さないことが間違いなのです。賢者への道は永遠に続くのです。