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コラム
インフルエンザ予防の基本
2017年11月8日
インフルエンザ予防の基本
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。そろそろインフルエンザ流行の時期を迎えますので今更ではありますが、インフルエンザ予防の基本に関してお話したいと思います。
インフルエンザの予防の基本は、日ごろからの十分な休養とバランスのとれた栄養の摂取、外出時のマスクの着用、外出から戻った際のうがいや手洗い、流行前のワクチン接種などである。インフルエンザワクチンが発症予防に一定の効果があることは明らかであり、また重症化予防も期待されることから、65歳以上の高齢者などの定期接種対象者でなくても、重症化や感染拡大の防止のために積極的に接種を勧めることが望ましい。高齢者には合併症としての肺炎予防に肺炎球菌ワクチンの同時接種も有効である。
厚生労働省・厚生科学研究班による「インフルエンザワクチンの効果に関する研究」によれば、65歳以上の高齢者の発症を45%予防し、死亡を80%減らす効果があったと報告している。すなわち、インフルエンザによる重症化および死亡の予防効果は100%ではないが、一定の効果が確認されており、またインフルエンザワクチン接種によりインフルエンザの流行を抑える効果も期待されるため、全年齢層でワクチンの接種が推奨される。
副反応として発疹、蕁麻疹、湿疹、多形紅斑、紅斑、痒みが出現することがある。全身症状としては、発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、一過性の意識喪失、めまい、リンパ節腫脹などが知られている。一般的には軽微なものが多く、ワクチン接種のメリットを上回るものではない。
さらに今シーズンは昨年に比してワクチンが100数十万本少ないと言われており、ワクチン不足は必死の状況と考えられますので早急なワクチン接種が望まれます。
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