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英検1級道場ー二度目の英検1級合格を果たした受講生から体験談が届きました

2022年8月2日

テーマ:体験記

コラムカテゴリ:スクール・習い事

今回英検1級2次試験を通過し、二度目の英検1級合格を果たした元受講生から、体験談が届きました。

英検1級に複数回合格するのは簡単なことではありません。
2度目の合格を果たすまでの対策が詳細に記されています。
参考になればと思い、本人の了解を得て、ここにシェアします。

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英検1級2次試験合格のために。

59歳社会人。元受講生

英検1級2次試験に2回目の合格をすることができた。
今から約20年前、英検3級レベルからスタートし、徐々に級をあげて、1級合格の1回目は、2020年第1回試験、2回目は2022年第1回試験となる。

1回目の合格時は、2次試験を1回で合格することができたが、今回のこの2回目の合格は、2次試験を4回受けたことになった。(つまり3回連続不合格を経験した)
初心者が一発合格、合格経験者が3回不合格。
この違いに、今後の受験される方に参考になる情報があるものと考えている。
QA形式でレポートします。

 英検1級通算成績 1次試験2勝4敗 2次試験2勝3敗


Q1 1回合格して、さらになぜ2回目の合格を目指したのか。

A1 1回目の合格の際は、英検1級2次の初心者だったので、市販テキストや対策本を練習して、それをいくつか暗記して試験に臨むというレベルでした。幸いにもスピーチの中で、その表現がピタリとハマることがあり、合格になりました。
しかし、これは私が組み立てた考えとその英語ではなく、参考書のライターの意見、英語であり、そのライターが合格したのである、と私は考えました。
次は、「自分の考えとその英語」で合格しようと、2回目の挑戦を決めました。


Q2 2回目の1次試験合格、そして2次試験、今度は「自分の考えとその英語」で話せたか?

A2 それを目指したのですが、わずかに力及ばす。今度は2次試験に3回続けて落ちました。あと1-2点届かずです。でも、「自分の考えとその英語」を作っている過程と考えていたので、焦りはありませんでした。
「自分の考えとその英語」の構築はかなり時間がかかるものです。結局1年近くかかったことになります。もちろんまだまだ完成とは言えません。
 既に1級は持っている、失うものはない、という余裕もあったのかもしれません。毎回、面接試験は少し楽しみでもあります。自分の英語を真剣に聞いてくれる人がいる、英検1級面接試験という英語試験の最高の舞台に立てる、その場が自分にはまたやってきた、などと考えていました。
「不合格」をオンラインで見る時は、「悔しさ」とか「残念感」は当然ありますが、すぐ切り替えられるのは、上記のように考えていたからかもしれません。


Q3 「自分の考えとその英語」は、どうやって作るか?

A3 まだ完成はしていません、永遠に完成はないのですが、向上はしていると思います。
一方で、参考書は大事です。音読もします。言い回しや表現を覚えるには有効です。ただ本番では原則そのままは使わない、という方針です。最後の手段には取っておきます。参考書とは違う、トピックの論拠(理由)を自分で見つけることをしています。

 例えば、「監視カメラは、どんな場所でも必要か」というトピックを考えてみます。学校のいじめをなくすために監視カメラの導入が検討されたことがあります。しかし、学校現場でカメラを導入してもいじめはなくせない、それよりいじめは親の輪番制による授業参観という抑止力によって消滅する、というような成功事例があります。こうした事実を見つけ出すことに力を注ぎました。

 「大学の学位は、仕事の成功に必要か」というトピックでは、相撲の横綱、人間国宝の方々は、学位は問題とされない。起業家を支援する東京の公的資金支援事業の応募要件に大学卒業歴は問わない、つまりは学位なしでもビジネスで成功する可能性ある、といった事実を探しました。100本ぐらいのトピックでこうしたネタ探しを楽しみました。これをさらに英作文して、表現できるようにするのですから、時間がかかります。私は、こうしたネタ、アイデア、いわば自分の研究成果をプレゼンテーションし、試験官に納得してもらえるスピーチをしたいと考えています。


Q4 情報やアイデアを集めて、どう英語にする?

A4 情報やネタがあっても、それを説明する英語が必要です。ここからは英作文をし、スピーチする練習です。英作文は、翻訳ソフトを使いながら組み立てることもありました。その文をオンライン英会話で聞いてもらい、チェックしてもらいます。
自分で練習しているだけでは、なかなか続きませんから、聞いてくれる人を見つける、という意味で、オンライン英会話は大変便利です。25分のレッスンを1年間で500本程度やったかと思います。

Q5 では、オンライン英会話のより有効な使い方は?
Q5 1本のトピックで私がスピーチする、質疑応答をする、という本番パターンを多く取りました。逆に、スピーチをしてもらって、アイデアをもらう、つまり違う発想や情報を入手するというのも1つの方法です。自分で練習済みトピックを5本、本番のようにならべ、講師に1本選んでもらい、私がスピーチをするのは復習に有効です。逆に、まだ見たことのないトピックを5本用意し(いろいろなサイトからコピー)、1分で選んで2分でスピーチ、という本番の流れを作り練習しました。

 最も大事なことは、質問ができる講師を選ぶことだと思っています。自分の思いを単に長く話す方はその後は遠慮しました。短く的確に質問して下さる方を選びました。「質問力」のある講師を選ぶべきです。英検を知らなくても、質問をすることは可能です。このインタラクションの練習は、本番スコアへも反映しました。


Q6 忙しい中で時間をどうやって作り出すか?
A6 フルタイムで働いている者にとって、まとまった時間を定期的にとることは難しいです。うまくできた空いた時間に、すぐ何かを練習できるように常に準備しておきます。トピックを写真に取り、スマホの中に入れて、いつでも練習できるようにもしました。
またほぼ毎日オンライン英会話25分で話す習慣だけは維持しました。1日この25分だけしかできない、という日も多々ありました。それが朝であったり、仕事から帰宅した直後であったりと、レッスン時間も固定できないので、多少高くてもこの点の柔軟性でのあるオンライン英会話を選びました。スピーチ練習は通勤ウォーキングの時にもできます。多少遠回りして歩き、記憶したものを思い出す、強化することに役立ちます。


Q7 「自分の考えとその英語」はできたのか?

A7  60%ぐらいです。本番でトピックを見て、意見やアイデアを考えて、さらに「自分の英語」で話すというのは、やはりかなりの習熟、上達を必要とすることを感じます。スピーチはできても、どこかトピックと噛み合わない、試験官の心に響かない、後の質問がスピーチ内容と関係のない、予め用意された一般的なものだったりしました。2回続けて不合格だった時は、まだ「自分の英語」に近づいていない、という感じがしました。
今回合格した際は、スピーチが、2分を超えてもずっと聞いていてくれました。2分20秒は話したと思います。その後、スピーチの続きの話を促すような質問が3つあり、さらに詳細を話すことができました。今回はよく伝わっている、とは思いましたが、それが結果に繋がるのか見当はつきませんでした。予め試験官が用意した(と思われる)質問は、1つだけでした。全体的に私のペースで面接全体が進んだ、という実感はありました。

Q8 上達のために必要なことを挙げると。
Q8 自分のスピーチは、是非とも録音すべきです。私はスマホやiPadに録音していました。その記録では800本程度録音されています。文法、発音など厳しくチェックすることはとても大切です。一文ごとに止めて、文法を確認し、ミスに気づけば、正しい文を何度か口に出して修正します。オンライン英会話も録音し、スピーチ後、講師にマイク越しに再生しながら聞いてもらいます。適宜ストップをかけてもらい、ミスを直してもらうのもいい方法でした。
自分のミスを自分で発見して、再度スピーチして、ミスを減らしていきます。なかなかゼロにはできません。即興でスピーチをするものほどミスは多く、当然精度は低いですが、繰り返して少しずつ精度を上げていくことが練習です。3ヶ月ぐらい続けていると、だいぶミスが減ることに気付きます。また、気づかなかったミスに気付くようにもなります。今回、文法、発音のスコアがそれぞれ1点ですが上昇(1点の差は大きいです)したのは、この練習のおかげだと思っています。

Q9 2次試験を今回4回受けて、考えたことは?

A9 2次試験もとにかく難関です。「何か話せたからOK」という試験ではありません。「トピックに即した論理がある」「文法や発音」「コミュニケーション 能力」など、どれをとっても、準1級までの面接試験と比べて、遥かに難しいです。次回また受けたらどうなるか、自信を持って合格できる、とは言い切れません。しっかりと基礎体力をつけ、会話力、思考力を向上させないと合格できないと思っています。
また、2次試験対策的なことだけでなく、音読、ディクテーションなども取り入れながら、英語力全体の底上げをしていくことが大切だと思います。英検1級は、英語力はもちろん、時事問題認識力、練習する忍耐力と継続力などなど、本当に「人間力」を試されている試験です。「英検1級を目指す人は多いが、ずっと合格できないままでいつの間にか諦めて挑戦をやめる人もとても多い」、と言われたこともあります。そう言った意味で自分で自分を試す良い試験です。

Q10 今後の目標は?

Q10 私の実力からして、「必然合格」には、まだ多少距離があるような気がします。だから、3回目の合格へ向けてまたすぐ勉強を始めようと思います。その自分のために、このような自問自答をまとめをしてみました。
さらに、今後英検を目指す方、(どの級であっても)、後輩をアシストするのも年齢的に私の役割だと思っています。私は、4級から1級まで全級合格経験がありますが、今後もCBTも利用しながら、1級以外も受験します。どの級でも、必ず新しい発見と学びがあるからです。そうした経験も次世代サポートに役立つかと思います。多くの人と共に切磋琢磨し、また英検1級の魅力を共有できると嬉しく思います。

 こうした取り組みが、どなたかの参考になれば幸いです。
 お読みいただき、ありがとうございました。

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このような英検1級道場の活動に興味があれば、まず、英検1級道場詳細情報 で英検1級道場の運営方法などを確認ください。

この記事を書いたプロ

山中昇

自ら英検1級合格を続ける英語指導者

山中昇(英検一級道場)

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山中昇

英検一級道場

担当山中昇(やまなかのぼる)

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