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漢方的血行不良・ご存知ですか?恐怖の瘀血(おけつ)【山梨 漢方 さわたや】

2020年1月20日 公開 / 2021年3月2日更新

コラムカテゴリ:美容・健康

コラムキーワード: 認知症予防糖尿病 予防

本当の血液サラサラって?


1月19日は漢方の勉強でなく、体の仕組みの勉強、いわゆる生理学のような研修会に参加しました。

漢方相談をしていて研修会にいくというと多くの方が「漢方の勉強」と思うと思いますが、実は漢方の勉強ばかりでなく、カラダの仕組みの生理学のような勉強会にもどんどん参加するようにしています。漢方的な話が全く出ない勉強も結構しています。

その理由は漢方でも西洋医学でも病気の治し方、たとえば、こんな症状のこんな病気にはこんな薬を使う、この薬は病気のこんなところに作用するからこんな症状には良い、など薬の勉強をすることはとても大事です。

ですが、僕のように漢方を使った健康カウンセリングを仕事にしている人間にとってとっても大事なことが

「病気の原因」を考えることです。

この方の不調の原因はなにか?どうしてそういう病気が起こるのか?

原因をお客様と一緒に考えることで大切だと思っています。

その原因を知るためにはカラダの仕組みってすごく大事で体の仕組みから病気の原因を考えると、お医者様や普通に漢方の知識だけで相談をしている方とは違うアプローチが出来ると思います。

それで昨日参加した研修会のテーマが



「毛細血管の維持による老化関連疾患の予防」

というテーマでしたが、すごく簡単にいうと

「あらゆる病気の原因が血行不良」

と言われていますがその理由を生理学に紐解いてくれるような内容でした。

血行不良でガンになる
血行不良で骨が弱る
血行不良で認知症になる

こんな病気はもちろんですが

血行不良でシワが増える
血行不良でシミができる
血行不良でツメがもろくなる
血行不良で髪の毛が弱くなる
血行不良で生理痛になる
血行不良で便秘になる

など身近な不調も血行不良で起こるということがとてもわかりやすくお話をしてくれました。

話をしてくれたのが大阪大学微生物研究所・情報伝達分野教授の高倉伸幸先生です。

高倉先生はテレビなどでもご活躍ですがあの「ゴースト血管」と言う言葉の名付け親なんです。

高倉先生がなぜ、毛細血管の研究を始めたのか?非常に興味があったのですがガンの研究をしている時にがん細胞を調べる中でいろいろなことがわかったそうです。

・がん細胞の中は低酸素 癌は酸素少なくても行きられる。
・がん細胞の写真見ると毛細血管がほとんど酸素を運んでいない。

人間のカラダは低酸素だと免疫が働かないそうです。毛細血管の血流が悪いと癌細胞に抗がん剤を届けることもできなくなり、結果的にガンに負けてしまうそうです。

そこで毛細血管の研究を始めたそうです(かなり要約しています)。

そこで僕が感じたのはまさに、漢方の「瘀血」の考えと同じということです。

瘀血とは・・・
血液の流れが滞りドロドロになっている状態をさす専門用語です。


この瘀血こそ、漢方では万病のもとであると考えるのです。

毛細血管の話を聞けば聞くほど、カラダの仕組みを勉強すればするほど

「体のどの場所の血の巡りが悪いか?」

で病名が決まるのではないか?というぐらい全ての不調の原因は「血の巡り」だと僕は実感しました。

そこでツイートした内容がこれです。

❝中医学の考えでは心に血がいかないとメンタルの不調が起こる程、血の巡りが悪いと体の不調から心の不調まで影響がでます

大事なのは「なぜ」血の巡りが悪くなったか?原因を考えることが大事です。❞

漢方だと心にちゃんと血液がいかないと「心血虚」という状態になり心の不調が現れると考えます。

これも現代医学的に考えると血行不良で交感神経が優位になりメンタルの不調をきたす、問風にも考えられますよね。

なので、漢方的に瘀血を改善することで本当にいろいろな不調を和らげる手伝いが出来ると改めて確信することができました。

さて、そんな瘀血ですが、僕らのカラダに様々な形でサインを送ってきます。

☆瘀血の代表的なサイン
・目の下にクマができやすい
・顔色がどす黒い
・唇が紫色
・月経の経血に塊が混ざる
・しこりや塊がカラダにできやすい
・アザができやすい

などですが、瘀血の三大症状と言われるのが「くすみ・しこり・痛み」です。。。

聞いただけで「キャ〜〜!!」ってなりそうですよね(苦笑)

瘀血にならないための対策は何と言っても生活習慣です。

もちろん生まれつきの体質や気質なども瘀血の原因になりますが、ほぼすべての瘀血が生活習慣から生まれるといっても過言ではない、とおもいます。

瘀血にならないための生活習慣はここでご紹介するまでもない、いわゆる「良い生活」というものを心がけることが大切です。

そして瘀血対策は「自分が何が原因で瘀血になっているか?」を知ることが大切です。

そこが間違っていると使う漢方薬を間違えることはもちろんですが、生活習慣の改善、養生法もトンチンカンなことになってしまうのです。

まずはご自分の血行不良がなぜ起きているかを考えてみることが大切です。

なかなか自分ではわからないことも多いので、瘀血でお悩みの方はお気軽にご相談くださいね。

瘀血の種類に関しては色々あるので、また別の機会にご紹介したいと思います。

どれだけ良い栄養をとってもそれを細胞に運んでくれる良い血流がないと意味がありませんよね。

栄養素の補給のサプリメント全盛の時代だからこそ、良い血流で過ごせるようにご自分の生活習慣を見直して見ませんか?

まずは
・何が足りなくて
・何が過剰にカラダに溜まっているか?

を考えるとわかりやすいかもしれませんね。


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