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新年は『あたまスッキリ!』漢方的『健忘症』対策【山梨 漢方 さわたや薬局】

2019年1月7日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:物忘れ・健忘症

コラムカテゴリ:医療・病院

認知症と健忘症は違う


よく物忘れをする

スムーズに言葉が出てこない

頭がぼーっとする、集中力が続かない。。。

こんな症状が年末年始に起こった方も少なくないと思います。


健康的?な物忘れ=健忘症




いわゆる加齢などからくる『認知症』とは違い、子供からお年寄りまでどんな方にも起こりうる物忘れ、おかしな表現になりますが健康的な物忘れ『健忘症』とよく言われます。


こうした「健忘症」の症状は、中医学的には脳に栄養と酸素を運ぶ「血」

脳のエネルギーとなる「気」が不足することで起こると考えます。

新年最初の健康コラムではこの『健忘症』についてシリーズでお届けします。


中医学では脳の気血不足と深く関わるのは、五臓の「心(しん)」と「脾胃(ひい)」(胃腸)の不調と考えられます。

心は血を全身に送り、脾胃は食事の栄養から気血を生み出す働きを担っています。

現在の生理学でも心臓が血液を循環させて、食べたものを体のエネルギーにしっかりするには元気な胃腸が大切というのと同じですね。

基本は元気な胃腸と良い血流



そのため、心と脾胃の働きが低下すると、脳に十分な気血が行き渡らず、物忘れなどが起こりやすくなるのです。


また、気の巡りをコントロールする「肝(かん)」(肝臓)の機能低下

「瘀血(おけつ)」(血行不良)などの状態も、脳の気血不足を招く要因となります。

これは今風に考えるとストレス過多で頭が疲れしまって機能が低下する、という風に考えられると思います。


そしてもう一つ

中医学では、脳は「腎」が蓄える「精」(生命エネルギー)によって維持されていると考えるため、腎の機能低下も健忘症の大きな要因に。

加齢などで腎が弱くなると、精が不足して脳の機能も衰え、物忘れや記憶力の低下が起こりやすくなるのです。

中医学では加齢で弱るところが『腎』なので、現代風な見方では高齢者が認知症になりやすい、とくに認知症の6割〜8割を占めるアルツハイマー型認知症が加齢とともに増えてくるということにつながってくると思います。

物忘れが増えるのは不安なものですが、年齢を重ねれば記憶力が低下するのは自然なこと。あまり深刻に悩むと症状を悪化させてしまうこともあるので、気持ちにゆとりを持って過ごすことも大切です。

日々の養生で身体をきちんとケアしながら、脳の働きを健やかに保つよう心がけましょう。

次回はタイプ別の健忘症対策をお届けします。

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(参考文献:イスクラ産業 COCOKARAより)

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