あらためて考える『大便』の大切さ〜お通じ大丈夫ですか?【山梨 便秘 漢方 さわたや薬局】
☆注意したい酸化マグネシウムのリスク☆
腸能力シリーズの最終回は便秘薬などとして服用する機会の多い「酸化マグネシウム」と言われるお薬についてお届け致します。
現在、便秘の症状などに対して年配の方を中心に多く病院で処方されている薬剤が『酸化マグネシウム』です。錠剤ではマグミットやマグラックスという名前の物が一般的ですが、近年この薬剤の漫然とした長期投与を慎重に行なうべきという医師が増えています。日経DIの2015年10月号では、酸化マグネシウムの長期投与で死亡例が報告されているという記事も出ています。〜以下記事より〜
「そもそも酸化マグネシウムは1日2g以下という用量を厳守した上で、定期的に血清マグネシウム値を検査すべき薬剤とされています。欧米では電解質異常をもたらす危険性がある酸化マグネシウムが安易に処方されることはまずない。しかし、日本では未だに漫然と長期間、酸化マグネシウムが処方されている寒邪が多いのが現状だ。『高齢者ほぼ全員、酸化マグネシウムが長期処方されている』と話す薬剤師もいるほど、処方頻度は高い。だが、定期的な血液検査を実施する医師は限られる。
『高齢者や軽度慢性腎臓病患者が増加してきた昨今の状況下では、酸化マグネシウムの使用は慎重にすべき』と中島氏(横浜市立大学医学部肝胆膵消化器病学教室主任教授)は注意を喚起する。」
と記事にはあります。下剤に比べると「安心」のイメージがある酸化マグネシウムですが、漫然とした長期処方には注意が必要なので、医師に相談しましょう。ぜひこのような薬を服用しなくても良いカラダ、腸能力を身に着けていきましょう。スッキリお腹でスッキリと新しい年を迎えましょう。
今年も一年間ありがとうございまいした。
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