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【ジェネリック医薬品促進に感じる違和感とセルフ・アクティベーション】~漢方薬 山梨県 沢田屋薬局~

2012年5月8日 公開 / 2014年6月4日更新

テーマ:ジェネリック医薬品

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 漢方薬 効果



前回のコラムでは、4月の診療報酬・調剤報酬改定により、より使用促進されているジェネリック医薬品についてご紹介を致しました。

それと同時に現状に違和感を感じていることもお伝えしました。今回はその違和感を感じている理由などをお伝えしたいと思います。

現在、我が国では医療費の高騰が問題となっており、国民皆保険制度が破綻寸前まで来ております。
その切り札?として現在促進されているのがジェネリック医薬品です・・・・

国の医療費削減→値段の安いジェネリック医薬品使用

どう考えても「小手先」にしか感じませんし、国の医療費削減の根本的な解決になるとは思えないからです。

まるで、慢性の頭痛の方が痛み止めを飲み続けるようなもので、根本的な原因改善にならないことを延々と続けているような気がしてなりません。

また、ジェネリック医薬品の使用で国の医療費を削減しよう!という思いに燃えている方が医療従事者(医師・保険薬局経営者・薬剤師など)にどれだけいるでしょうか?


一つの営利手段としてしか捉えてない方も多いような気がします。

ジェネリック医薬品もお客様の負担軽減という面では非常に有効なことだと思います。しかし、自ら希望して服用する際は自己責任となる場面が増えてきます。

・薬の溶ける時間などが異なるため、同じ効果が出ないことがあること

・添加物などは違うため、先発品では出なかったアレルギーなども出る可能性があること

このようなことは当然どこの薬局でもきちんとお話をしていると思いますが、そのあたりも含めて使用することをオススメします。

当店でも睡眠導入剤や抗不安薬などをジェネリックに変更を希望されて使用したところ、「効き目がぜんぜん違う」と言われた方が何人かいました。

お薬なので、当然精神的な面も関係してきます。病気の時は弱気なので、安心して服用できるもの、自分自身が納得して服用できるものを選びましょう。

ここまでジェネリック医薬品について述べてきましたが、そもそもこのジェネリック医薬品の促進は「医療費の削減」のためです。

これだけ医療が発達して、病人も減って行きそうなものですが、僕がいつも疑問に思うことがあります。

それは、なぜ「医療の発達=病人の減少」にならないのか?ということです。

例えば・・・「新しいガンの治療薬の開発ができました!」しかしガンの患者は減りません。

「新しい睡眠導入剤出来ました!」しかし不眠症は増える一方です。

ほとんどの病気、減ったのは一部の感染症だけではないでしょうか?

僕は店のスタッフにいつもこのように伝えています・・・

「国の医療費削減に協力することは薬局としての社会的な使命。その方法は病院の薬を調剤することだけではなく、その手前、未病の状態から、病気にするのではなく、健康にすることが当店の役目。地域の人々を元気にすることで、病人が減り、医療機関に受診する人も減る。必然的に医療費は削減になる。ジェネリック医薬品をどんどん進めて医療費の抑制に協力することも悪くないかも知れないが、沢田屋薬局には他にやるべきことがある。」

このように朝礼などで伝えています。

「そもそも医療とは・・・?」ということにもう一度立ち返り、考えを正す時ではないでしょうか?

医療機関や行政にだけ問題があるわけではありません。現在は子供を中心に医療費の無料化が進み非常に助かっている人が多いと思います。良い面が多い半面、悪い面もあり、コンビニ受診の増加やコスト意識の低下などこれから改善して行かないといけないことも多いでしょう。

僕の大好きな言葉であり、会社としてのミッション(使命)としている言葉があります。
それは

「セルフ・アクティベーション」(元気創造)という言葉です。

自分自身を健康にして、毎日を元気に明るく生きること、これが広がれば間違い無く国民の医療費は削減できます。とても絵空事のように感じるかもしれませんが、少なくとも自分の住んでいる地域の人々や、自分と関係している人、何より自分の店のお客様にはこの「セルフ・アクティベーション」をお伝えして、そのお手伝いをしていくことをしていきたいと思います。

みなさんもジェネリック医薬品にしてお薬代を安くすることも大切ですが、可能であればそのお薬を服用しなくてもいいような体づくり、「心とカラダのメンテナンス」をして行きましょう。当店でいつでもご相談を受けさせて頂きます。

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