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コラム
保険の入り方について
2022年2月18日 公開 / 2022年2月21日更新
今日は保険貧乏にならないように保険の入り方についてお話させていただきます。
一世帯当たりの年間保険料は38万円です。30年にわたってこの38万円を払い続けると1140万円となり、軽く1000万円を超えてしまいます。ですので保険は住宅の次に高い買い物だとも言われています。多分、必要な保険に必要な額だけ入れば、こんなに払う必要はないと思います。差額を貯蓄に回したほうが、よっぽどいいのではないでしょうか。
保険とは、貯蓄では足りない不測の事態に備えるものです。この不測の事態とは、世帯主が若くして亡くなる場合とかを言います。逆に貯蓄でカバーできる小さなリスクには、保険は必ずしも必要ではありません。保険に加入するかどうかは、自分にとってリスクが大きことなのかどうかを基準に決めるといいと思います。やはり保険は、必要最小限にするということがポイントではないでしょうか。
保険は不測の事態に備えるものと言いましたが、すべて保険で賄う必要はありません。不測の事態のために色々と公的制度があります。世帯主が死亡した場合、遺族年金が支給されますので、今後生活していくための必要額から遺族年金などを差し引いた額の生命保険に入ればいいのではないでしょうか。特に医療保険については、みなさん健康保険や国民健康保険などに加入されていますので(医療費の上限を決めた高額療養費制度があり、一般的には自己負担額は月9万円程度で済みます。)、このことを頭に入れて医療保険に入るといいと思います。
最後に保険の見直しについてお話させていただきます。保険の見直しは、家庭の状況やライフプランが変化した時に行うものです。たとえば、「子どもが生まれた時」「住宅を購入した時」「子どもが独立した時」「世帯主が定年退職を迎えた時」などです。特に住宅購入時は住宅ローンを利用するとほとんどの方は団信(団体信用生命保険)に加入しまので、保険の見直しが必須です。世帯主が死亡すると、住宅ローンにセットした団信から保険金が支払われ、以後住宅ローンを支払わなくてもよくなりますので、その分生命保険を減額してもいいと思います。ケースによっては生命保険の月額保険料が半分程度になる方もおられます。住宅を購入すると毎月の支払いが大幅に増えますので、保険ばかりでなく、通信費や電気代などの固定費もあわせて見直すといいと思います。
今日は保険の入り方についてお話させていただきました。少しでもみなさま方のご参考になれば幸いです。
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