金融機関の勤務経験を生かし、お金にまつわる悩みに対応（1/3）

住宅購入から老後のセカンドライフまで、ライフプランを提案

　島根県松江市にある「Rightプランニング」の代表を務める井原右治さんは、地方銀行、信用保証協会で培った実績をもとに、ファイナンシャルプランナーとして活動。住宅購入や家計見直し、資金繰りや経営改善など個人や中小企業の経営者から寄せられるさまざまな相談に対応しています。

　井原さんは島根銀行の支店長などを経験して定年まで勤めあげ、地域の発展に貢献したいという思いから、2021年7月に開業。FP事務所を運営する傍ら、宍道湖に船を出すしじみ漁師と二足のわらじをはく兼業家でもあります。

　「しじみ漁は親から受け継いだ家業です。自営業者の気持ちがわかるので銀行マンとは違う視点で物事を捉えることができ、経営コンサルティングにもプラスになっています」

　銀行と信用保証協会の2つの立場から、数多くの融資案件に関わってきた井原さん。
「銀行員時代に融資の実務を経験したことにより、『どうすれば融資を受けられるか』を熟知しています。また、出向先の保証会社で住宅ローンの審査担当を経験し、審査に不可欠な不動産の知識を習得するために、宅地建物取引者の資格もとりました。さまざまな融資の中でも、住宅ローンには特に精通しています」

　というのも、「人生最大の買い物」と言われる住宅購入では、住宅ローンの申請や税金控除に、物件の条件が影響してくるからです。

　「不動産取引に関する専門性を有した宅建士として住宅選びについて助言し、予算の範囲内でご希望がかなえられるようお手伝いします。住宅取得を核として、教育資金や老後への備え、相続と人生を見通し、トータルでライフプランを立てていきます」

＜次ページへ続く＞

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