まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ佐賀
古賀竜一

コンピューターサポートのプロ

古賀竜一(こがりゅういち)

九州インターワークス

コラム

コンピュータサポートの工学的観点はこれから求められるもの

ITテクノロジー、イノベーション

2014年4月1日 / 2018年10月10日更新

裾野が広いコンピュータ工学に関係する物理問題


●以前に、大気圧の話をいたしましたが、コンピュータと何の関係があるのか?というとこれが大ありなんです。

●パソコンのOSやデータが入っているHDD(ハードディスクドライブ)という部分は円盤状のディスク上に磁気データを書き込んで記録しているわけですが、このディスクからデータを読書きする部分、つまりヘッドと言われる部分は実はディスクに接触していません。



●ディスクヘッドには「スライダ」という羽のようなものが付いていて、ディスクが回転することによって空気の粘性で生じる高速な気流で飛行機のように浮き上がりディスク上を滑空します。

●ということは、気圧が変化すると空気の濃さも変化するわけで、滑空に必要な空気の状態変化はそのままヘッドの滑空に影響を与えるというわけです。ですから、大気圧はパソコンへ与える影響が非常に大きいと言えます。


●ディスクとスライダの間のすき間は、15nm(ナノメートル)というウイルスの大きさよりも狭い間隔で「飛んで」います。その狭いすき間で滑空しているところに、少しでも外部から振動が加えられればあっという間にヘッドはディスクに接触。ディスク面は接触で傷つき、更に激突した衝撃でディスク表面から削れた「かけら」が盤面に拡がって更にそれをヘッドが拾い噛み込み、円周状に傷が広がって被害が拡大していきます。

●円周上に傷が入ると、データエラー訂正などは意味をなさなくなり事実上データは「お亡くなり」になります。光学メディアなども放射状に入る傷には強いですが円周状に入る傷はデータも円周状に記録されるため読み書き不能になり致命的になります。

●こうなると、Windowsが固まる、起動しない、動作がおそいなどの弊害が出ます。

●わずかな振動でもパソコンは大変なダメージを被ることになりますので、移動の際は必ず電源は落とす必要があります。(SSDなどは回転系の記憶媒体ではないのでこの話は関係が無くなります。)

●HDDメーカーは、大気開放型の現在の構造から、ヘリウムを封入した密閉型のHDDの開発を行っています。

●ヘリウムを封入することで、大気より粘性が低くなりプラッタの回転負荷が減って低消費電力になり、さらに抵抗が減るために発熱、騒音を改善する効果があるそうです。良い事ずくめですがヘリウムガスは昨今希少で高価なために価格面が難点のようです。

●これでわかるように、大気圧の話がコンピュータに直結した話になっているように、その他の様々な物理的な問題は裾野が広いコンピュータ工学にどれも関係してきますので、全方位に感覚を研ぎ澄ます必要があります。

工学的観点が求められるコンピュータサポート


●ITサポート業とは、ただ単に部品交換屋と思われていたり、実際にそういう業者も多いですが、弊社は常日頃から情報収集と研究・検証行っており、コンピュータサポートをできるだけ工学的な観点から行うようにしています。

●ですから、CPUメモリなどの帯域計算設計や放熱などを考察するための熱伝導、また、気流などの動きに関する換気工学などを駆使して、ケーシング内部の検証などをも行っています。

●診断にもデジタル計測機器類を用いて、電源の各部電圧や温度分布などを測りながら検証を行っています。



●これらの日々の努力が皆様に理解されるように、これからも分かり易い、しかしきちんとした工学的な検証や根拠に基づいたアドバイスをお届けしていきたいと思います。

「パソコンとほこり」
http://www.kumin.ne.jp/kiw/hokori.htm

この記事を書いたプロ

古賀竜一

古賀竜一(こがりゅういち)

古賀竜一プロのその他のコンテンツ

Share

古賀竜一プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
0942-84-1943

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

古賀竜一

九州インターワークス

担当古賀竜一(こがりゅういち)

地図・アクセス

古賀竜一プロのその他のコンテンツ