不動産広告の表示が変わります

2022年9月1日

コラムカテゴリ：住宅・建物

　不動産公正取引協議会連合会は、改正された「不動産の表示に関する公正競争規約（以下、表示規約）」及び「表示規約施行規則」が本日9月1日から施行されます。これによって、10年ぶりに不動産広告に関するルールが変わることになります。
　主な改正点としては、強化する規定は次のようなものがあります。
1．交通の利便性・各種施設までの距離又は所要時間について
2．特定事項の明示義務について
3．必要な表示事項（別表）に新設（追加）した事項
　また、緩和する規定としては次のようなものがあります。
1．物件名称の使用基準について
2．未完成の新築住宅等の外観写真について
3．学校等の公共施設やスーパー等の商業施設を表示する場合について
4．二重価格表示について
5．予告広告やシリーズ広告が実施できる物件に「一棟リノベーションマンション」を新たに追加し、同マンションの必要な表示事項を新設
6．本広告を実施すべき広告媒体の変更

　特に所要時間の表示変更が気になります。駅からマンションまでにかかる時間（分）の場合、今までは駅から最も近い敷地内の地点（緑の敷地の左上の地点）からの時間の表示で良かったのですが、今後は、建物の出入り口（メインエントランス）からの時間表示にしなくてはなりません。場合によっては5分～10分違ってくるかもしれません。そうなると、売買に影響がでる可能性も出てくるかもしれません。

　その他の詳細は、不動産公正取引協議会連合会のリーフレットを見て下さい。
　　表示規約・同施行規則の主な改正点（リーフレット