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大人の教養13 お土産(手土産) と おもたせ の違い 渡し方

2019年3月27日 公開 / 2019年10月9日更新

テーマ:大人の教養

コラムカテゴリ:スクール・習い事

教養とは 学問や知識を身に付けることによって備わる、心の豊かさ
最近 ”おもたせ” と言う言葉をよく聞くようになりました

おもたせ人気トップ10 
手土産

気の利くおもたせNO.1
など

さて、おもたせ と 手土産 何が違うのでしょうか?
また 手土産 と お土産は??

大人の教養として、きちんと使い分けられると 素敵ですよね
音の良さで選ぶのではなく 正しい時に正しい言葉を使う 大人の教養としてチェックしてみましょう

まず 手土産 と お土産
同じようなものと考えがちですが、少しニュアンスが違います

手土産とは 字のごとく 手で持っていく土産(進物) であることは明確でありますが、伺う際に(家や会社 訪問先) 受け入れてくださった 訪問させていただく感謝の気持ち または、自分の自己紹介もこめて 贈るもの
訪問や面会を許可していただいた感謝の気持ち

または、もてなしを準備してくださったことへの感謝の気持ち
が、大きな理由として持って参上する進物

お土産とは どこか旅行や訪問先でみつけた進物が多く どちらかと言うと 日頃の縁を繋いだり 旅行などの話と合わせて記念などに贈る進物
小さなギフト のようなもの ほかの理由を大きく見せるのではなく(謝礼や御礼のようなものでなく) ほんの気持ち というようなものでしょうか

目的と意味を明確にし 使い分けられると良いですね


では、おもたせとは 
”おもたせ” は、”御持たせ” と書きます

字のごとく 敬語ですが 相手が持って来られたものに ”御” を付けるということは、もらった側が使う言葉だとわかると思います
御持たせ頂きありがとうございます 御持たせを頂戴し有難うございます などと 頂いた側が使うもので、渡す側は使わないもの

おもたせ人気トップ10は 明確に言うと もらった側が嬉しかったものトップ10 という事になりますね
自分が持って行って喜ばれたもの トップ10なら、手土産トップ10 となりますね

言葉の小さな違いですが、大きな意味の違いがあります


また、渡す際に気を付けたいのが、渡し方

紙袋

紙袋とは、もともと 綿の風呂敷に包んで持ち歩いていたものの 近代の便利なもの
綿の風呂敷は、外に塵除けに使うものですので、塵除けをそのまま渡しては、いけませんね
袋から外して、箱の状態 もしくは 絹の風呂敷を着せて(包んで) お渡ししましょう

また、レストランや外で渡す際は、相手も持ち帰りの袋があると便利です
袋から出し、袋を下に敷いて ”御帰りにお使いくださいませ” の一言があると良いでしょう

風呂敷についてはこちら 大人の教養3 包む文化

大人の教養4 風呂敷の包み方 結び方

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この記事を書いたプロ

石田宙子

心を豊かにするマナー指導の専門家

石田宙子(北浜サロン)

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