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Mariko Murakoshi 

夫婦の問題を解決する専門家

Mariko Murakoshi (まりこむらこし)

Re婚かうんせらぴー

コラム

エイプリルフール、嘘をついてもいい日?

2017年4月1日

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

今日は4月1日
何を書いても嘘らしいかな。
でも、今日はあえて「別れ」について書きます。

皆さんは 異性とお付き合いを止める時、はっきり告げたことはありますか?
例えば遠距離になって、物理的に交際が出来ないとか、年老いた親の介護があるとか、
はっきりした理由がある場合は、相手に告げることはできると思います。
それは、恐らくそれまでの交際中に、そういう事実がお互いに認識していると、
そういう理由は、涙の別れになっても、受け止めることが出来ます。

しかし、こちら側の、心変わりであったり、相手に対しての愛情がなくなった場合、
中々、それを面と向かって言えるはずがないのです。

だから学生同士なら、受験勉強のせいにしたり、社会人なら仕事の多忙や重責のせいにして
別れを持ちかけます。
つまり、人格的なことへの失望を正直にいう訳はないし、まして自分サイドの心変わりなら
言える筈がないのです。

でもね、人間は本当に好きな相手なら、例え遠距離でも、何とかして会いたいし、仕事の重責なら
逆に彼女の存在は癒しになるだろうし、親の介護なら、余計に気持ちの支えが欲しいものです。

それなのに、別れを選ぶというのは それ以外の理由があるものですが、私は本当に美しい理由じゃない限り
相手に対して本当の事を言う人はいません。

別れには本当の理由は、殆ど言ってないというのが 男女の別れです。
特に不倫の関係を解消するときには、本当の理由で別れるなんて数少ないと思っています。
まして、燃え盛る不倫の気持ちが妻にばれたくらいで打ち消せるはずがないのです。

これまでにも、何度と無く、ここのコラムで書いてきましたが、不倫する男性は自分で幕は下ろせません。
そんなもったいないことは出来ないのです。
ただ、妻がその不倫に気がつけば、これまでのように、無防備で女性と会うわけにはいかないことは分るのです。
だから妻にばれたら、すぐに浮気相手のところにいったり、後日「女性とは別れてきた」と妻に告げるのですが
それは本当は妻にばれたから、これからは慎重にしようと打ち合わせに行ったというのが私の見立てです。

それなのに、妻は携帯などのメールを見つけ、鬼の首をとったかのように「別れなさい」と言うから、分ったと言って
家をでていくのですが、それは別れに行ったのではなく、今後の作戦会議をしに行ったに過ぎないのです。

それが先に書いた、「別れ」に本当の事は言わないと言う事に繋がるのですが、たとえ相手を嫌いになっても本当の事は言わないのに、
まして、嫌いにもなってない相手に別れ様とは言えるはずがないのです。

でも妻は、「妻にばれたから、もうお終いに出来るはず」という考えを基本に持っていますから、夫に対し、別れてくるだろうと思えてしまうのだと思います。
そもそも妻にばれたと言う事は 別れの理由になりません。
妻は不倫は悪いことで、妻にばれたからには、別れるべきというルールを信じていますが、それほど
妻に存在感が大きい夫は、そもそも浮気はしません。
それよりか、浮気をするときには、妻との不仲をアピールしていますから、浮気相手には、妻にばれたと言っても、
浮気相手と別れる理由にはならないのです。
そしてやはり、その浮気がばれた時点で、妻は夫の行動を嗅ぎまわり、詮索し、中には探偵も使い、証拠を掴み、
鬼の首をとった形相で、証拠を突きつけて、「夫は別れてくるだろう」というのは、甘すぎます。
でも証拠を取ると言う事は、事実の確認において必要だと思います。
事実が分らないと今後、どうしていくかの相談も出来ないので、せめて事実くらいは把握しておかないといけません。
しかし、よく質問を受けるのは、「夫に探偵をつけて、その後、夫に嫌われませんか?」と問われます。

あのね、探偵をつけたから嫌われるのではなく、関係はそれ以前に最悪になっています。
つまり 事実を掴むのに対して、夫に尋ね、夫を詮索し、夫を縛っているという時間が夫との関係を悪化させてます。
全部探偵をつける前に、夫婦の関係は破綻しているのです。
それに気がつかず、口を割らない夫に号を煮やし、探偵をつけるから、夫はトコトン妻を嫌になってしまうのです。
その段階になって、「夫に嫌われませんか?」と言うのは、おかしいです。

だから探偵だ、なんだという前に私の所へ相談に来て欲しいのです。
夫婦の関係を最悪にしたあと、夫に嫌われるも、何もない。
本当は、夫へは話し合いで詰めようとしている事が間違いなのです。
浮気を話し合いで終らせられるはずがない。

中には、とても誠実で妻の涙で浮気を止めたという男らしい夫はいます。
でも、殆どの妻が、夫の浮気は家族の為に止めてくる物と考えるから、
夫の「浮気相手と別れてきた」と言う言葉を信じたくなるのです。
しかし、それを信じた妻に限って、後々「夫としっくり行かない」と、いつまでも
猜疑心をもったままになるのです。

妻にばれたから、浮気相手と別れてくるような夫は、本当に間がさした程度の浮気の場合です。
たった数回の過ちくらいなら別れてくることもありますが
そもそも、夫婦の間で、冷え切った時間が長く、その上で浮気の期間も長い場合、妻が浮気に気づいたくらいで
浮気相手と別れるはずが無い。
だから、妻に「浮気相手と別れた」という言葉は、「もう、終った」と言う事と同じくらい
その場しのぎ、その場逃れの言葉と気づきましょう。
では、今日はここまで。

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