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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

表に見えている事と中身の違い

2016年3月17日 公開 / 2016年3月18日更新

テーマ:大変だ!夫婦の緊急事態発生

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 糖尿病 食事糖尿病 症状糖尿病 予防

今日は清原被告が、東京拘置所から保釈されると、ニュース番組は何とか生放送中に、清原被告の姿を取ろうと必死です。
保釈申請がされてから 3時間以上経っても出てくる様子がなく、時間稼ぎのつなぎに捕まった当初の様子を繰り返し放映しています。
逮捕され、車に乗せられ、連行される様子を何度となく見ていると、両脇を警官に固められ、真ん中で小さくなっている清原被告。特にフラッシュが焚かれた瞬間は左右横をみるような仕草をしていますが そのすぐ後にうつむいた清原容疑者。
前を見ることが出来ず、目を伏せたようでした。
その後、発表される内容は拘留期間が長くなるにつれ、覚せい剤に手を出した理由は、ストレスから逃れる為との自供。
何?ストレスって・・・・?
清原被告って、誰が見ても豪快で、色んなことはあったにしろ、結果的に乗り切ってこれたことが武勇伝のように感じていました。
でも、こんなことがあったから、そう見えるのかもしれませんが、逮捕された時の清原被告は、明らかに怯えた表情。
誰が見ても、豪快にしか見えなかった清原被告の内面を知る近親者は異口同音に「とても気が小さい」というものでした。
怪我の痛みに耐えられず、覚せい剤に手を染めた。
色んなストレスを忘れるために覚せい剤がやめられなかった。
色々、理由はあるかもしれないけれど、そういう悩みを一番、強さで跳ね除けるタイプに私は見えていました。

大リーグに行き、年棒が高いとは言え、来年はどうなるか分からない中で慣れないアメリカに渡る選手は沢山います。
肩や、膝を痛め、何度も手術し、復帰できる保証のない中痛みに耐えながらリハビリを続ける選手がいる中で、清原被告は、願掛けと懺悔というお遍路さんの形に頼った清原被告。
今にしては、こういう部分にも弱さが垣間見えていたはずなのに・・・・・
こういう禊的な事は、何に対してあったのだろうか、と思うと単純に人生のやり直しと考えていましたが、清原被告とストレスという言葉ほど真逆なものはないと思っていましたが、それは私達の先入観が清原被告を美化していたのだと思います。

私達が見ている日頃の風景というのは,私達の先入観というフィルターを通したものです。
ともしたら、私達は自分のパートナーを美化しているのではないか、と思うのです。

普通に考えたらわかる事。
しかし 自分の夫を信じたいが故に、ねじ曲がった屁理屈を受け入れてしまっていた自分。

例えば、浮気をしたきっかけは、妻が夫に無関心だったから・・・・仕事にストレスを感じたから・・・
色々理由はあります。
でもね、人間生きていたら色んな問題が起きてきますよ。
そのストレスの解消法が、やはりその人を一番表す部分ではないでしょうか?

仕事のストレスは、会社帰りにカラオケに行って発散しても翌朝出勤したらまた同じ問題がおきます。
妻が関心を夫に示してくれなかったからといって、他の女性で代用しても、益々妻の関心どころか、信頼を失います。
ストレス解消を他の物で置き換えても、何も解決はしないのです。

でも、もし、そのストレス解消で、一時的にでも、気が紛れたというのは、その事自身が、本人が好きだからです。
つまり、ストレスが覚せい剤で解消出来たのは 清原被告が覚せい剤を好んだから、です。
妻と仲良くできなかった人が他の女性に向かったのは、女性とのそういう事が好きだから、です。
ちなみに私はパチンコはしません。
何故なら、あのうるさい音と、ケバい電飾と、タバコの匂いが苦手です。
だから 私はストレスが溜まっても、パチンコで解消をしようとは思いません。
でも中にはパチンコをストレス解消とする人もいるでしょう。
それはパチンコでストレス解消が出来る人は、パチンコが好きだからです。
妻と円満な関係じゃないからと言って、妻以外の女性と不倫をするのは結果的にもっと円満じゃなくなりますから、不倫は本末転倒なのです。

そういう風に見ていくと、結局なにか理由があっても、その道に手を出す人は、本当はその道が好きな人なのです。
それなのに、夫と話し合いをした場合、浮気をした理由は、妻が悪者にされて、話をすり替えられて、真剣に妻も自分のこれまでを反省するということで、夫と仲直りをしようとされますが、これで上手くいく例は少ないです。

その理由は・・・・
「私の夫は、本当は優しくて、浮気をするような人じゃない」という色眼鏡で見ているからです。
ですから 浮気をするはずじゃない人には、なにか理由があるはず。
それは妻である私が悪いから・・・とこういう反省をしてしまいます。
これこそが 話のすり替え。
まさか妻の前でご主人も「他の人としたいから」なんてことは口が裂けても言いません。
だから妻を原因に仕立て上げ、ご主人は自分を正当化させるのです。
それは・・・・ご主人は「すけべで、エッチ」だからです。
本当は優しい人だとか、そんなことは関係ないのです。
男性はほぼほぼ、みんなエッチで浮気願望を持っています。
でも、そこを妻が分かっていたら、野放しにしないでしょう。
しかし、妻は夫がスケベで、浮気のチャンスを願っているというオスとは思っていません。
それは「まさかそんなことをしないだろう」と夫を信頼という野放しをしているからです。
これでは確かに夫に関心がないと言われても仕方がない。
もちろん妻は子育ても必死で、何なら共働きで家事もいっぱいいっぱいだとしても、です。
子供を育てる為とは言え、ご主人を蚊帳の外に出してどうするの?
ご主人の子供でもあるのだから、妻ばかりが、腕まくりして必死で家事をする必要はない。
とは言え、ご主人の帰りが遅いとか、物理的な問題はあると思います。
そんなことは この村越だって経験してきたので、その結果知っていることはたくさん。
夫を当てにできない妻は、背中で抗議をしています。
ふた言目には、「家事協力をしてくれない」と愚痴を夫にぶつけているはずです。
その結果、夫に向ける目はいつも、抗議の目なのです。
そうして、プリプリ怒りながら家事をしてる妻には、怖くって近づけません。
なにかあると、夫へ愚痴で攻撃してくるなら 夫は妻に対しても腫れ物に触るようで怖いのです。

ご主人の帰りが遅ければ、妻は家事協力をしてもらえない不満を募らせますが、それは逆にそういうぷりぷりおこりんぼの妻がおっかないから、ご主人はわざと遠回りして帰ってきているのかもしれません。
家事も育児も家族のため。
それはわかりますが その家事や育児で疲弊して、結果家庭を無くすことになるなら、家なんて散らかっていてもいい。
イライラせずに日曜日まとめてやればいい。
夫が手伝ってくれないなら、夫に文句を言わせないようにするくらいの切り返しはしましょう。
家庭を美しく、家事や育児を完璧にしようとするあまり、家庭を無くすなんて本末転倒。

と、言うことで ストレスは発散するというより解決する姿勢が不可欠。
ストレスを解消しようと代用のもので無理もしなくていい。
だって清原被告だって、ストレスを解消するために、家庭も社会的信用も全て失ったので、ストレス解消なんていうのは所詮口実にしかすぎず、すり替えなのです。
みんな、もっと厳しい中で耐えているのです。
清原被告はカラダの故障やスポーツ界でのストレスを覚せい剤で誤魔化して、すり替えましたが
怪我や故障はスポーツ界ではもっと苦難に耐えている人はいます。
だから、例えご主人が妻との不協和音を、他の女性とのハーモニーを作ろうとしたら、それは単にその他の人とデュエットが好きなだけ。
人間は自分の一番好む方向に逃げるのです。
自分の夫の言い分を間に受けると、それはその人にとっては、甘える理由を容認することになります。
仕事でつらいだろうから、と理解をしてあげることは妻として必要ですが、
だからと言って仕事のストレスは、仕事の問題が解決しないと、浮気という安易な方法に逃げ込む夫がいるとしたら、
それは誤魔化しであり、甘えだということを認識することが必要です。
妻が夫に関心なかったから、他の女性に目を移したという理由に、妻が責めを感じる必要はない。
つまり夫の逃げ道が、「女性」である必要があったわけです。
それは。夫が一番好む方法が浮気であったということだと思うのです。
夫が浮気を美化して・・・・・それと一緒になって、夫の口実に賛同していて
どうするのですか?
夫の口実は、所詮口実だと割り切り、夫を美化して見ないほうがいいと思います。
清原被告は世間から見えていた姿とはまったく違った弱い人間だったのです。
人から見えているものって、何なのでしょう?

浮気の事がばれ、妻に逆ギレしてくる夫を恐れる必要はない。
なぜなら、そんな怖い人間ではなく、弱虫だからです。
その根っこの部分がわかれば、夫のいう「妻を悪者」にして、「二度と詮索するな」という言葉を鵜呑みにし
何もしなければ、どんどん浮気は野放しになります。
「何もするな」という夫の言葉に脅かされて恐怖に思っているかもしれませんが
実は恐れているのは、何を隠そう、その夫本人なのです。
あなたの夫は「弱い人間」です。
夫が恐れているから、妻の行動を恐れている弱虫なのです。
表に現れている事が、すべてを物語るのではありません。
色んな事の洞察力を持つことが大事だということを、今日は清原被告のことを通じて考えました。
それにしても、あんなに豪快に見えていた人が、弱虫だっただなんて・・・人は分からないものですね。
これからは覚せい剤ときっぱり手を切れるか、それは意志だけの問題ではなく、脳まで侵食された自己との戦いが始まります。それには耐性をつけることもひとつの治療方法だそうです。例えばダミーの注射針に慣れることも必要だそうですが、清原被告はかなり重症の糖尿病。片や毎日インシュリンの自己注射をしないといけないとなると、どうなるのかな~。
では今日はここまで。

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