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Mariko Murakoshi 

夫婦の問題を解決する専門家

Mariko Murakoshi (まりこむらこし)

Re婚かうんせらぴー

コラム

離婚カウンセラーの離婚を読む

2014年3月27日 公開 / 2014年6月20日更新

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: お見合い

離婚カウンセラーとして、著書も多く出して、メディアへの登場も数ある、いわゆる「カリスマ離婚カウンセラー、岡野あつ子」さんが離婚をしました。
実は私自身、私がこの業界で、実際に学ばせて頂いた事も多かったし、やはりこの世界の道を切り開いた方である事は、間違いありません。
実際、この世界に入るきっかけも、カウンセラー養成講座という事でした。
ただ、実践的な仕事をしようと考えた時、卒業生には「岡野あつこさん」の傘下で仕事をするのか、フランチャイズの加盟店として仕事をするのかとの選択を考えた場合、私自身、自分の手法でやりたいと考えました。
これは 何が違うとかの問題ではなく、生け花の教室にも 未生や何かがあるし、日本舞踊も花柳流もあれば藤間流もあるという感じで捉え、私のオリジナルでやりたかったと言うのが実はの気持ちです。

ですから、この岡野あつこさんの離婚を揶揄するものではりません。
そして実際、今は同業者であり、私は同業者の悪口を言って自分を売り込むと言うような行儀の悪い事は好みません。
しかし、週刊誌でも書かれているように、離婚カウンセラーが離婚?というタイトルだけで注目を浴びるように、確かに一般の人からは 「それでいいの?」と思われるでしょうし、実際離婚問題を抱えている人にとれば「離婚問題のプロでも 実際は解決できないんだ」と失望する方もいらっしゃるかもしれませんので、私なりに、客観的にこの離婚について、考えてみました。
テレビのインタビューで岡野さんが答えていたのは、年の差の事と別居はしたが、夫が帰ってくると信じていたと言う事ですから、結局一般の方と同じなのだと、逆に親近感すら覚えました。
離婚はどちらかが一歩的に決めたり、断言したりという事ではなく、お互いが決める事と唱えてられたにも関わらず、実はご主人からの三行半だった心変わりというセンセーショナルな見出しを書くところもあって、やはりプロは離婚したらいかんでしょう的な、目もあることは否めません。
確かにこれは批判的な意味ではないですが 岡野さんの著書にもあるように「離婚はしないに越したことはない」というように、出来れば避けたいものですし、実際相談者は 離婚をしたくないから相談に来られる訳で、一縷の望みを託して、私共にも相談される事が解るだけに、やはり手本になるべきカウンセラーが離婚をするのは一般の方からすれば、 バイブルを失ったような気がするのは事実です。
今回のことでの岡野さんの言葉に「バツ2である離婚はカウンセラーにとっては、箔がつく」と言われたとかどうとか・・・・
でも私はそれは職業人としての話であって、それ以前に人として考えた時に、やはり離婚を避ける事を実践された方が 相談者にとっての活きたアドバイスが出来るのではないか、と考えるのです。
そして、インタビューでこのようにも言われていました。
「今のご主人と出会って数か月で結婚をしていますから、結婚してから見えて来るものもあるんです。そうすると思い描いていたのと違っていたという事は在ります」
実際そうなんです。そうなんですが これを言っちゃあ~お終いでしょ・・・・by寅さん風
でも逆に考えると それほど離婚カウンセラーも普通の人間だったという事です。
何か、悲しいな~
私も実は再婚を考えた時はありました。
でも 離婚をしたおかげで男性への見る目が厳しくなって ちょっとやそっとじゃ合格点を出せない訳です。
ですから 少々出会いがあっても、結婚にまで 登りつめるまで、盛り上がらないのです。
もちろん相手からもそうですよ。孫も居てる年齢の私に、そう簡単に結婚を考えるかというと、中々そんな愁傷な方は多くありません。それでも中には物好きな人もいてちょっとご縁もあったのですが この私が大阪風に言えば「いけずな見方」をしてしまって ちょっとやそっとじゃ、いい事を言われても信用できなくなっているのです。
つまり自分の事(容姿、年齢、性格、抱えている家族)を棚に上げて、人には辛口の点数しか出せないくらい根性がひん曲がってしまっています。
それほど、冷静になってしまっている自分と比べて 岡野さんは短時間で好きになって 短時間で結婚を決め
短期間で離婚をしたというのは ある意味若い。
これは嫌味ではなく、本当にうらやましいくらいです。
そもそも、岡野さんと私は似た部分があり岡野さんは結婚相談所もされています。
http://www.azco.tv/

私も元々結婚相談をしていて、結婚の難しさを知っているからこそ、離婚カウンセラーを目指しました。
つまり離婚問題の根底にある物は 結婚問題なのです。
結婚相談をしていて一番思った事は 釣り合いです。
ほら、お見合いの時に書く、釣書っていうのは お互いが釣り合うという事に語源があります。
別にこれは家柄とかばかりではなく人として釣り合いのとれたバランス感覚の事を言います。
変な話、学歴を釣り書きでは書く欄がありますが、これもバランスの一つです。
変な話、女性がどこかの大学院を出ていて、男性が中学卒では、若い時には、そのギャップを楽しむ事もできるかもしれませんが、段々年齢が行くと、話が合わなくなってきます。
でも時々、学歴のハンディキャップをばねにして 大企業のオーナーになられた人はいます。でもそういう人は
もう学歴とか何かは超越した人間として大人物だと思うので とても尊敬できる人だと思うのです。
ですから 人にも人望が厚く、愛し愛されの人生があると思うのです。だから大恋愛で、そういう出会いもあり、恋愛結婚をするケースが多いのです。
しかし、そういうケースと違い、余程の事が無い限り、一般の出会いは自分の活きているステージでしか人と出会いません。
つまりシンデレラのように、王子様と出会う機会など、ないのです。
だから お見合いという制度の中で、自分に合った方を探すのですが、ここで釣書と言う物を交換して
釣り合いを測るのです。
その中で、学歴も収入も育った家庭環境も大きく違い過ぎると、お互いが理解できない溝が発生します。
もちろん、こういう風に言うと、では電撃的な出会いや、住む世界の違う人と出会うという事はないというのかと目くじらを立てる人がいますが、そう言う人に限って現実を見ていない人が多いと言えるのです。
海の魚は海水でしか生きられません。
川に上る鮭も、結局は海に戻ります。
自分とあまりにも年の離れた妻を貰った男性が、話が合わない事は問題ではないと、強がりを言われても、実はそろそろ高齢になって来ている夫に若い妻の好む食事は どちらかが合わせる事になります。
最初は 違いを面白く感じられても、長い人生生活を共にするのは 面白いだけではいけません。
結局、釣り合いとは連れ合う事。
価値観も経験則も違うより、ちょっと理解し合える環境で育った人の方が ハードルは低いと言えるのです。

あ、また脱線してしまいましたね。
つまり結婚相談も離婚相談もしているとはどういう事かと言うと、いい結婚とはどういうことか、またそのネガティブな面を避ける事が離婚を回避する事に繋がると知っているという事なのです。
そんな中。離婚になる要素などは 結婚前からプロなら予想できるはず、というです。
だから いい結婚とは 離婚になる要素を避け、地雷を踏まないという事です。
私は、そういう意味ではまだまだ未熟です。
そしてこの相談業をして、解った事ですが やっぱり 嘘を付くのは男性の方が圧倒的に多い。
まして、相談業という意味の中に、良い話などは無く緊急事態の話ばかりですから そこで 見聞きする話でいい事はないし、出会う男性でも、ある意味いい男?はいない訳です。
ですので 益々人間?男性?嫌いになる今日この頃。そして、私。
そこで 人を好きになれた出会いのある岡野あつ子さんは良い人と出会うステージに居たのかもしれませんし、 
感覚は若くて素敵だな、という事です。
逆を言えば、相談を受けていても 自分は別と思えたという事になります。
私などは コンプレックスもあって それほど運のいい人生を歩んで来なかった為に自分が運がいいとか思えないのです。だから 自分の見る目とか選択に自信を持てないのです。
あ、仕事は別ですよ。
仕事や相談の回答には自信を持ってお答えできるのですが 自分がそれほど良い男性と巡り合えるはずがないという事が経験が身に染みているので 男性に関しては見る目という素質がないのだと思います。
でも、人生はどんな事が起きるか、わかりません。
その最たるものが「恋」です。
恋なんて自分で どうこう出来るものではありませんし、予想が出来ないからおもしろいのかもしれません。
逆にそんなに沢山、いい出会い等はないと考えると、確率の低い事故のようなもの。
まさしく恋は出会いがしらの恋のようなものですから、岡野さんの再婚も、冷静さを欠いたのかもしれません。
だから 相手を見極めるという点においては結婚相談をしていても、離婚相談をしていても、冷静さを欠いたという点では、仕事柄、という事が参考にならなかったというのは仕方がないかもしれません。
そして特に、週刊誌が取り上げている点としては、夫の浮気を感じ GPS発信機でご主人の車を追いまわしたという事が夫からすれば離婚理由だと言うのですが 岡野さんは「相手の名誉の為」と、ここは明言は避けておられます。
もしかしたら、今後の交渉事に関係する事か、また何か書物で書こうという事があるのかもしれませんが、いずれにせよ、浮気問題の攻略法を謳う我々において、此処は回避してほしかったと思うのは私だけでしょうか。
でも、実際はまだ離婚は成立しておらず 離婚届けは出されていないようです。
そうです、離婚届けはいつでも出せます。
すべての事がまとまってから、出せばいいので、この最後の終い仕事というのが離婚カウンセラーとして
フィニッシュがあるのかもしれません。
でも 私が本当に望む事は離婚問題のオーソリティーですから幸い離婚届けは出されていないので
離婚を撤回し、夫婦修復に成功したという知らせが欲しい所です。
では、今日はここまで。

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