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交通事故 29 慰謝料② 死亡慰謝料が増額される場合

2012-06-11

1 増額理由次のような場合は、慰謝料は増額される。⑴ 残された遺族の扶養を特に考慮する必要がある場合・兼業主婦49歳が死亡し、17歳の娘が残された事案(事故日は平15.12.5)で、本人分2600万円、娘固有の...

交通事故 28 慰謝料① 死亡慰謝料

2012-06-11

1 慰謝料の意味と種類慰謝料とは、精神的損害による賠償金をいう。交通事故について言えば、①傷害を受けたことによる傷害慰謝料、②後遺障害が生じたことによる後遺障害慰謝料、③死亡したことによる死亡慰謝料...

交通事故 27 後遺障害⑤ 素因減額

2012-06-10

1 意味素因減額とは、後遺障害が、交通事故と、被害者の心因的な原因・既往の疾患・身体的特徴等、被害者側の素因、とが競合して生じた場合に、加害者に対する損害賠償額から被害者側の素因に対応する金額を減...

交通事故 26 後遺障害④ むち打ち症

1 意味人間の首(頚部)の動き(正常範囲)は、一般的に前後方向ともに60°程度とされているが、追突事故などに遭ったとき等、その範囲(筋繊維の生理的可動域)を超えて過伸展、あるいは過屈曲が生じた場合、靭...

交通事故 25 後遺障害③ PTSD(心的外傷性ストレス障害)

2012-06-08

1 意味PTSD(心的外傷性ストレス障害)とは、強烈な外傷体験により心に大きな傷を負い(トラウマ)、再体験症状(フラッシュバック)、回避症状、覚醒亢進症状が発生し、そのため社会生活・日常生活の機能に支...

交通事故 24 後遺障害② 高次脳機能障害(補足)

2012-06-07

1 脳の器質的損傷が認められることが前提 高次脳機能障害は、MRI、CT等により、脳の器質的損傷が認められなければ、後遺障害として認定されない。 すなわち、自賠責保険における後遺障害等級認定は、通達に...

交通事故 24 後遺障害② 高次脳機能障害

2012-06-07

1 新しい後遺障害 高次脳機能障害は、比較的新しい後遺障害として認識されている。それまでは、交通事故で外傷(とくに頭部外傷)を負って職場に復帰したものの、仕事が思ったようにできない、ミスが多い等の...

交通事故 23 後遺障害① 自賠責が認めなかった後遺障害を認めた裁判例

2012-06-06

1 後遺障害の第1次認定機関 後遺症(後遺障害)は、第1次的には、損害保険料率算出機構(通称:損保料率機構)の自賠責損害調査事務所による等級認定でなされる。その請求は、被害者自らが行う「損害賠償額の...

全国月間アクセスランキング3位

2012-06-05

今般、マイベストプロJAPAN(マイベストプロ全国版)から、本年5月1日から5月31日までの間の「プロの全国月間アクセスランキング」が公表され、全国で約1500名いるプロのうち、私は3位になりました。有り難いこと...

交通事故 22 逸失利益⑬ 生活費控除

1 意味 死亡事故の場合、逸失利益の計算式に、生活費控除が入る。生活費は、年収の一定割合として認定される。2 基準いわゆる赤い本では、⑴ 一家の支柱で、 ①扶養家族が1人の場合は、40% ②扶養家族...

交通事故 21 逸失利益⑫ 定期金賠償は認められるか?

2012-06-04

1 逸失利益と中間利息の控除例えば、基礎年収600万円の満40歳の男性に後遺障害等級表1級の後遺障害が生じたとする。1級の労働能力喪失率は100%なので、その男性の逸失利益は満67歳まで年600万円になり、単純に...

交通事故 20 逸失利益⑪ 年金・恩給

2012-06-03

退職 手続き

1 問題年金や恩給を受給していた被害者が、交通事故で死亡した場合、当然、その後は、年金や恩給は受給できなくなる。それを逸失利益として認められるか?2 逸失利益として認められるもの⑴ 普通恩給 最...

交通事故 19 逸失利益⑩ 事故後の死亡と逸失利益

2012-06-02

1 問題交通事故により後遺障害が発生した後、別の原因で死亡した場合、その時点で、逸失利益は打ち切られるか?例えば、30歳の被害者が、最初の事故で、後遺障害が7級、労働能力喪失率が56%とされると、67歳...

交通事故 18 逸失利益⑨ 減収がない場合

2012-06-01

退職 手続き

1 差額説と労働能力喪失説後遺障害があっても、交通事故の前後で、収入(所得)に変わりがない場合、逸失利益は発生するのか?この問題に関して、逸失利益を、収入差額とみる立場(差額説)からは逸失利益はな...

交通事故 17 逸失利益⑧ 逸失利益と退職金(差額)

1 退職金も逸失利益の一部として認められる最判昭43.8.27は、「死亡当時(筆者注:後遺症の症状固定時も同じことになる)、安定した収入を得ていた被害者において、生存していたならば将来昇給等による収入の増...

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