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7 ウィンストン・チャーチルが磨いた言葉の例

菊池捷男

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テーマ:新著の概要紹介

 “ Kites rise highest against the wind - not with it.”
  (凧たこが最も高く揚あ がるのは、風に向かっている時である。風に流されている時ではない。)

 これは第2次世界大戦が勃発した直後に英国の首相になったウィンストン・チャーチルの言葉です。

この時、フランスのダンケルクの海浜では、イギリス欧州派遣軍とフランス軍兵約35 万人がドイツ空軍によって機銃掃射と空爆を受け、袋のネズミという状況でした。
 戦時内閣では、ナチス・ドイツとの和睦を勧める意見が強まりましたが、チャーチルは閣僚や議員を前に「ヒトラーと交渉すれば艦隊や基地を奪われ、イギリスは奴隷国家となる」と断じ、最後の一人が倒れるまで戦うと訴えます。
この演説は大きな拍手で支持され、和睦論は退けられ、戦時内閣はドイツとの徹底抗戦を決意しました。

映画「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」では、この演説の場面すなわちイギリスの運命を決めたこの場面が、最大の見せ場になっています。

チャーチルは、言葉の力でヒトラーを破ったと形容されるほど、彼の言葉には力があったのです。

(これは新著「大切にしたいもの 言葉とロータリーと生き方」に書いたもの(平均1000文字)を300文字前後に簡略化したものです。詳しくは、新著をご覧ください。)

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菊池捷男(弁護士)

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