2 言葉の力を知った瞬間
日本経済新聞のコラム「大機小機」に書かれていた「経営を左右する『言葉の力』」という記事を要約して紹介します。
①「言葉にすること」を重視する英語とは対照的に、日本人は言葉で明確に説明する意識が 希薄である。
②日本人は「行間を読んで相手の気持ちを量る傾向があるが、
③価値観が多様化した社会では、体系的に整理された分かりやすい言葉でなければ、物事を伝えることはできない。
④長年連れ添った夫婦でも、相手が理解できるように自分の気持ちを伝えることがいかに難しいことか。
⑤「伝える」のと「伝わる」のでは違う。
⑥リーダーが自分の言葉で説明することにより、その言葉が部下の腹に落ちた時、はじめて
技術の伝承ができ、経営の施策の実効性を高めることができる。
⑦だから、企業は、リーダーの「言葉の力」の鍛錬を、優先的な経営課題にすべきではないか。
という記事です。
この新聞記事は、それだけ日本人、特にビジネスパーソンの国語力の低下を憂えているものと思われます。
社会がますますグローバル化していく中にあって、日本語ををきちんと書き、かつ、話せる人材の養成が必要とされているものと思われます。
(これは新著「大切にしたいもの 言葉とロータリーと生き方」に書いたもの(平均1000文字)を300文字程度に簡略化したものです。詳しくは、新著をご覧ください。)



