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2021/05/23 漢字使用率
1.漢字の使用率は、30パーセント前後にしたい
読みやすい日本文は、文章の中に占める漢字の使用率が、30パーセント前後のとき、とされている。
20パーセント以下では締りのない文章になり、40パーセント以上になると硬い感じの文章になるとされている。
2.漢字固有の意味が活かされない漢字は使わない
一つの文章の中に占める漢字の使用率が高いという場合は、漢字固有の意味が活かされていない使い方をしていることが多いと思われる。
形式名詞とされる「こと」や「とおり」や「ところ」を漢字にしたり、補助動詞の「できる」や「いたします」を漢字にすると、いっぺんに文章は黒くなり、かつ、読みにくくなる。
なお、補助動詞の「いたします」が「致します」と書かれる例は多いが、「お願い致します」よりは「お願いいたします」の方がはるかに読みやすく、また、分かりやすい。
それは、この場面での「致します」の「致」には、漢字固有の意味が活かされていないからである。
3.漢字固有の意味が活かせるところでも、仮名で書く場合あり
国語辞典などをみると、そのことがよく分かる。
例えば、「大辞泉」「叡知」を引くと、「すぐれた知恵。深く物事の道理に通じる才知。」と書いている。
ここでは「すぐれた知恵」の「すぐれた」が仮名で書かれている。
公用文の書き方に倣えば、漢字で「優れた知恵」と書くところであるが、
しかし、大辞泉では仮名で書かれているのである。
恐らくこれは、一文の中の漢字使用率が高くなったたあめ、それを低くするためにしたものと思われる。
なお、インターネットで「漢字使用率チェッカー」を検索し、ここに文章のコピーを貼り付けると、自分で書いた文章の漢字使用率が確認できるので便利である。
ちなみに、ここまでに書いた文章における漢字使用率は、
全体の文字数: 732
漢字数: 208
漢字率: 28.42%
比較的、適正な漢字使用率です。
というものである。
ちなみに、検索エンジンは、https://akind.dee.cc/kanjiritsuchk-input.html