2020/09/30 出雲市へ行く
2021/05/22 新著予告9 第二章多様性論(3)に書きたいこと
アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)と多様性について書きたい。
アンコンシャス・バイアスは、今年の2月に、オリ・パラ組織委員会の会長による、いわゆる女性蔑視発言があったことから、にわかに脚光を浴びることになったが、女性のどこかが男性より劣っていると思うアンコンシャス・バイアスは、洋の東西を問わずあるようである。
しかし、女性が男性より劣るということはあり得ない。その証拠を二例、私は紹介したい。
そのうえで、アンコンシャス・バイアスは、弁護士の世界にも、表面的な字句からだけで、生まれることのある例を紹介したいと思う。
さらに、アンコンシャス・バイアスが生まれる土壌について、人間の認識能力の限界(本質的に人の持つ認識は管見であること)や、最近ではインターネット検索により生まれるフィルターバブルが、アンコンシャス・バイアスをより肥大化させていることなどにも触れたいと思う。
その次に、私は、アンコンシャス・バイアスに陥らなくする方法論や、多様性を見る視座、私の実践論について書いてみたいと思っている。