2021/04/01　ロータリアンは、蝸牛角上の争いはしない

2021/04/01　ロータリアンは、蝸牛角上の争いはしない

人の世には、争いがゴマンとある。
その中に、蝸牛角上の争いというものもある。
「蝸牛」とは、カタツムリのことだ。
「角上の争い」とは、左の角(つの)にある国と右の角にある国との争いをいう。
ここから「蝸牛角上の争い」とは、小さな者同士の争い、つまらないことにこだわった争い、という意味になる。
その蝸牛角上の争いは、驚くことに、法律上の争いにも見られることがある。
訴訟の結果得られる利益よりも、費用や労力の方が大きくなりそうな事件の争いだ。
それだけならまだしも、それが発展して、というか何というか分からぬが、勝ち目のないこと明らかな訴訟を起こす者もいる。
ただ、ロータリアンがこのような訴訟の当事者になるケースはないようだ。
それだけロータリアンは良識があり、見識がある。
それが救いだ。