2021/05/18 新著予告5 第一章識字論(4)に書きたいこと
2021/03/03 菊池寛著「勤王菊池一族」頂戴する
昨日のことである。
当地区のパストガバナーであられる延原正さんから菊池寛著「勤王菊池一族」(昭和18年1月20日二版 定価1円60銭 大日本雄弁会講談社発行)を頂戴した。
この本の「序」に、菊池寛は、「私も菊池一族の末裔である。末流中のあやしい末流であるかもしれないが、この光輝ある祖先をいくらかでも顕彰することは、文筆を業とする私の冥加であると考え、この一冊を書いたのである。」と著作の動機をしたためている。
さて、私のことだ。
私もたしかに菊池姓ではある。
しかし、私の場合は、「私も菊池一族の末裔である。」とは自信をもっては言えない。
とはいうものの「末流中のあやしい末流であるかもしれない」とは考えている。
そして、東に楠、西に菊池とうたわれた勤王方の一方の、南北朝時代に活躍した「この光輝ある祖先をいくらかでも顕彰すること」の望みがないわけではない。
とは言っても、私は、菊池寛のこの著作を読んだことはないだけでなく、その存在すら知らなかった。
これを教えてくださっただけでなく、彼の蔵書の中からこの一冊を割いてくださった延原パストガバナーに満腔の謝意を表したい。
そのうえで、他の本の読書の手を止めて、今日からこの本を読み始めることにする。