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2021/02/27 今年の会社法の進化 1
1 コーポレートガバナンス・コードの改定(予定)
コーポレートガバナンス・コードは2015年6月1日に策定させ、2018年6月1日に改定されたが、2回目の改定が今年(2021年)の春に予定されている。
まだ改定版の全文は公表されていないが、その概要についてはすでに日経記事に掲載されており(日経「社外取締役3分の1以上にー企業統治指針「新1部」基準厳しくー」2020/12/6)、その目玉は、取締役会の機能強化で、中身は独立社外取締役を3分の1以上にすることと、管理職に女性や外国人、中途採用者の登用など多様な経験や技能を持った人材の登用を求めるものである(中核⼈材の多様性(ダイバ ーシティ)の確保)。
しかし、コーポレートガバナンス・コードの改定は、これらに限るものではなく、それ以外にも多くの項目に及ぶ。これらについては、当該改定が行われた後に改めて解説する(横山淳、金本悠希、藤野大輝「2011年コーポレートガバナンス・コードの改定(1)大和総研資料「2021 年以降の制度改正予定(企業法務編)参照)。