2021/02/13 2021/02/14
2020/09/21 出世をしたいと望む人のための書籍
私は、昨日とおとつい、菅総理大臣のことを書いた。
彼の語る、意味明瞭な言葉に惹かれたからである。
折りも折り、私は、本日、ある月刊誌に菅総理の愛読書のことが書かれていたのが目に入った。
吉川英治の「三国志」、堺屋太一の「豊臣秀長―ある補佐役の生涯」、それにコリン・パウエル(黒人で初めてアメリカの国務長官になった人物)の「リーダーを目指す人の心得」だ。
そこで、本日から、まずは堺屋太一の「豊臣秀長―ある補佐役の生涯」を手に取って読み始めた。
これは面白い本だ。今日読んだところ(全体の2~3割程度)だけでは、秀長のことはよく分からないが、秀吉が出世の階段を一つ一つ上っていく過程が、実に面白く書かれている。
秀吉は、他の武将なら、失敗を恐れて、あるいは死の危険を避けるため、しようとしないことを、主君織田信長に対し、自分にさせてほしいと望むのだ。そこで、信長は秀吉にその危険な仕事をさせる。そして、秀吉はその仕事を成し遂げ、信長をして満足させるのだ。そのような仕事は一つや二つではない。
秀吉の、危険な仕事を自ら買って出て成功させる、そのたびに一歩一歩出世していく過程は、現在の出世を望むサラリーマンには、ずいぶん参考になるのではないかと思うしだいである。