遺言執行者観に関する謬説がなくなるまで①
道州制とは、北海道はそのままにして、それ以外の47ある都府県について、これを10前後の州にする考えをいいます。
道州制を目指す政府の諮問機関である道州制ビジョン懇談会は、平成20年に、中間報告を発表しましたが、これによりますと、
道州制導入のメリットとして、
・政治や行政が身近になり受益と負担の関係が明確化する。
・東京一極集中の是正により多様性のある国土と生活の構築が可能
・重複行政の解消などによる行財政改革の実現ができる。
などがあげられています。
しかし、道州制導入には都道府県知事の間でも、賛否両論があります。
反対する都道府県知事は、井戸敏三・兵庫県知事、石井隆一・富山県知事、西川一誠・福井県知事等ですが、いずれも、道州制の論議があまりに抽象的で具体性に乏しく内容がない。現実的な必要性も具体的ではない等と批判されています。
もっと、つっこんだ論戦が期待されるところです。