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小野由樹子

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小野由樹子(おのゆきこ) / キャリアコンサルタント

株式会社キャリアアシスト

コラム

職場との相性はいろいろ!合う合わないを自分で判断してみる!

2018年5月30日 公開 / 2021年10月27日更新

テーマ:職場の雰囲気が合わない時に考えてみること

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 働き方改革キャリアコンサルティング女性の働き方

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職場が合わないと感じるとき、多くの場合、最初は理由などなくて「なんとなく」だと思います。平日の朝が憂うつだったり、仕事の途中でしょっちゅう時計を見てしまったり、仕事に身が入らない感覚が続くと問題です。

「なんとなく合わない」が進行すると「仕事を辞めたい」になり、精神的に追いつめられて体調を崩すこともあります。「合わない」という感覚はそもそも理屈ではないのかもしれませんが、理由を曖昧にしたままにしていると、根本的な解決にはつながりません。転職してもまた同じことになってしまいます。

ここでは、「合わない」という感覚から具体的な理由を引き出す考え方をご紹介します。自分の気持ちと置かれている職場の状況を客観的に見つめて、「今の職場が合うか合わないか」を理性的に判断できるようにしましょう。

合わない職場だと判断するポイント

職場環境が「合わない」と感じたとき、「合わない」具体的な理由は以下のようなものが考えられます。

・職場の人たちと性格が合わない
・人間関係が悪くて居づらい
・仕事のやり方が非効率的
・全体にやる気が感じられない
・効率至上主義でついていけない

何人かいる職場の中では、1〜2人くらい反りが合わない人はいるものですが、1人として心の許せる相手がいないとなると、1日の大半を過ごす職場がなんとも辛いものになります。別に仲良くする必要もなく仕事は仕事と割り切ってしまえば問題ないのかもしれませんが、心を通わせることなく淡々と過ごすにはあまりに長い時間です。

何年もそんな状態だと、職場で孤立することになり、大変な仕事を1人で抱え込んでしまったり、ちょっとしたミスから大きなトラブルに発展してしまったりするかもしれません。

人間関係の中で、上司と「合わない」のは仕事を辞めたくなる大きな理由です。仕事上では問題なく付き合えるのであればまだしも、仕事のやり方が合わないと深刻です。ちょっとした意見の違いで反抗的だととらえられて、パワハラを受けてしまうかもしれません。

また、仕事のやり方が、いつから誰が始めたのか分からないような無駄な方法がまかり通っていて、その効率の悪さを知っていながら誰も変えようとしないなど、理不尽な状況に置かれている場合も「合わない」感じがします。

上司に働きかけて解決するようなレベルであれば、自ら手を挙げてみるのも状況改善への道ですが、会社の方針でやり方が固定されているような場合は、個人の力だけではどうにもならないかもしれません。

職場の雰囲気が悪くて「合わない」と感じる場合があります。仕事への不平不満を口にする人や、やる気のない人が多いのは、合う合わない以前に職場として問題があるので、職場の異動を願い出るか転職を考えた方が良さそうです。

逆に雰囲気自体は悪くないものの、全体的にのんびりとしていて緊張感がないのが「合わない」と感じることもあります。長年同じ人たちで仕事をして馴れ合いの関係が出来上がっている中に入るのが難しかったり、やりがいのある仕事がなかったりすると「楽でいい」と馴染むか「合わない」と感じるかが分かれるところです。

反対に、バリバリ仕事をこなすことを求める猛烈上司がいる職場が「合わない」と感じることもあります。成果を重視し効率至上主義モットーとしている会社であれば、全社的に緊張感のある職場環境になっています。キャリア志向で仕事が好きな人であれば問題ないのですが、生活も楽しみたいという人には合わないかもしれません。

このように、職場の性質はさまざまです。職場の人間関係だけが問題であれば、付き合い方を変えることで改善することもありますが、仕事への取り組み方で「合わない」と感じるようであれば、自分はどのような働き方がしたいのかを見つめ直した上で、どうするかを判断した方がいいでしょう。 

仕事の向き不向きを判断する基準

仕事が「合わない」と感じたとき、「合わない」具体的な理由は以下のようなものが考えられます。

・仕事自体を好きになれない
・嫌いではないが実績が伴わない
・仕事の中に苦手な分野がある
・将来性を感じない

もともと希望の職種でなはなかったり、入社時は希望していた職種でも思っていたものと違っていたりすると、仕事が好きになれずに「合わない」と感じます。好きな仕事に恵まれる人は必ずしも多くはないかと思いますが、我慢できないほど自分の適性から離れた仕事であれば、部署替えも含めてなんらかの対策を立てる必要があるでしょう。

嫌だと思いながら仕事をしていれば良い結果を出せるはずもなく、結果的に成績が振るいません。この場合は自分でもよく分かっているので、結果が出ないことに納得はできますが、決して嫌いでない仕事なのに実績が伴わない場合は複雑です。努力が足りないのか、能力が足りないのかを見極めないといけません。努力が足りないのであれば、努力の方法を見直すべきでしょう。努力の方法が適切で、しっかり努力しても能力が足りない場合は、適性も見直す必要がありそうです。

好きな仕事だけれど、どうしても苦手なことがある、ということもあるかもしれません。プランニングは得意だけれどプレゼンテーションが苦手とか、営業は好きだけれど売上げや経費などの数字の管理が苦手とか、またその逆などもあるでしょう。人員が足りないなど職場の都合で本来やらなくても良いパートまで任されていることが原因かもしれません。

いい機会だととらえて苦手意識を克服する努力ができれば、仕事の幅を広げられるかもしれません。しかしながら、努力の甲斐なくモノにできそうもなかったり、我慢できないほど性に合わなかったりすることもあるでしょう。最初からあきらめるのはもったいないですが、精神的に追いつめられるほど努力する必要はありません。判断するタイミングが大切です。

移り変わりが激しい昨今、入社時は時流に乗った注目業種でも「こんなはずでは」という事態にもなりかねません。期待して就いた仕事がうまくいかず会社に将来性を感じなくなったときも「合わない」と感じ始めます。

会社の経営に問題がある場合は早めに転職を考えるべきですが、会社の方針にブレがなく、過渡期を迎えているだけなのであれば会社とともに努力することも悪くない選択でしょう。その上でなお、「この会社にいても自分の将来は見えない」と思うのであれば、自分の描く「将来」をはっきりさせてから別の道に進みましょう。

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