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笠原友子

栄養と漢方で糖尿病を健康に導くプロ

笠原友子(かさはらともこ) / 薬剤師

笠原健招堂薬局(有限会社笠原)

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コラム

更年期障害を我慢しないで!対策は病院以外にもあります。

2022年8月3日 公開 / 2022年8月14日更新

テーマ:薬局店頭相談

コラムカテゴリ:美容・健康

コラムキーワード: 自律神経失調症 治し方更年期障害 対策

 強い薬を使わずに、薬局店頭で日常の体調不良の改善を行っています。
「これって更年期障害?」と思っても、そのまま何もせずに我慢をして過ごす人が多いように思います。
一方で日常生活に支障が出るほどの不調を感じる方も。

誰にでも起こりうる更年期障害だからこそ、しっかりと向き合って毎日をポジティブに過ごしたいものです。
そのためには、一人ひとりにあった方法を探し、対策を持っておくことをお勧めしています。
今回は、更年期障害で知っておきたい症状やセルフチェック、そしてその対策をご紹介します。



目次
1.更年期障害とは
2.更年期障害がおこるしくみ
3.更年期は誰にでも訪れます
4.更年期障害で受診する?しない?
5.受診の目安は?更年期障害のセルフチェック
6.更年期障害の治療法
 6-1病院での治療法
  ・ホルモン療法
  ・向精神薬処方
 6-2薬局でも可能な治療法
  ・漢方療法
  ・栄養素補充療法
7.更年期障害に漢方や栄養素補充療法が向くと言われる理由
まとめ



1.更年期障害とは ・更年期障害がおこるしくみ


厚生労働省eヘルスネットによると以下のように書かれています。
  

40歳代以降の男女の性ホルモン分泌量の低下が原因となる自律神経失調症に似た症候群。男女ともに40歳を過ぎた頃から見られる、様々な体調の不良や情緒不安定などの症状をまとめて更年期障害と呼びます。

 
今回は女性の更年期に焦点をあてて解説していきます。日本人女性の平均閉経年齢は50.5歳。閉経を挟み前後5年間、合わせて10年間が更年期と呼ばれる期間です。
この間に何らかの体の不調が現れ、日常生活に支障が出る状態を更年期障害といいます。

2.更年期障害がおこるしくみ

女性ホルモンは脳からの指令によって、卵巣から分泌されます。女性ホルモンの過剰分泌を防ぐシステムが体にはあって、分泌された女性ホルモンは血液に乗って脳に伝わり、分泌量を常にコントロールしています。
40歳代になると、卵巣の機能低下によって、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減りはじめます。
脳からは今までと変わらず「女性ホルモンを出して」と卵巣に指令を出し続けますが、卵巣は機能が低下しているので、指令に応えてホルモンを出すことができません。

卵巣からの応答がないと、脳はさらに「ホルモンを出して」と指令を出し続けるため、ついに自律神経が乱れて更年期障害といわれる様々な不調が現れます。

3.更年期は誰にでも訪れます

更年期は誰にでも訪れますが、その症状は人それぞれです。問題なく日常生活を送れる方もいれば、寝込んでしまうほど不調を感じる方もいます。
更年期に現れる様々な症状の中で他の病気を伴わないものを更年期症状と呼びますが、更年期症状の中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態のことを更年期障害と言います。

更年期障害は個人差が激しく、また日によっても症状の出方が異なる場合もあり、ひとくくりに更年期障害といっても様々です。

4.更年期障害でほかの皆さんはすぐに受診しているの?


厚生労働省の「更年期症状・障害に関する意識調査」(2022年7月26日発表)を見ると、何らかの不調を感じて、日常生活に影響があると感じているにも関わらず病院を受診する人の割合はかなり少ないことがわかっています。

◎更年期と診断された/診断されている人の割合
   40~49歳 3.6%、50~59歳 9.1%

◎更年期障害の可能性がある※と考えている人の割合
      ※受診はしてないが更年期障害ではないかと疑っている、
      周囲から更年期障害ではないかといわれたことがある、
      別の病気を疑って受信したら更年期障害の可能性を指摘された」
   40~49 歳 28.3%、50~59 歳 38.3%

◎自覚してから医療機関受診までの期間は
  「1か月未満」「1か月程度してから」「3か月程度してから」を合わせて
   40~49 歳 9.1%、50~59 歳 11.6%

  「受診していない」割合は
   40~49 歳 81.7%、50~59 歳 78.9%

◎日常生活※への影響
※日常生活とは…家事、買い物など日常的な外出、育児、子どもの世話、家族の介護・介助、 
友人・知人、近所の人とのつき合い、社会活動のこと

 「とてもある」「かなりある」を合わせた割合は
   40~49 歳 11.7%、50~59 歳 6.9%

 「少しある」と答えた割合は
   40~49 歳 33.9%、50~59 歳 27.1%
    
出典:厚生労働省「更年期症状・障害に関する意識調査」基本集計結果(2022 年7月 26 日)』

症状は人によって異なりますが、日常生活に支障をきたすようなら、我慢しないで病院の受診や漢方家に相談することをおすすめします。

5.受診の目安は?更年期障害のセルフチェック

 更年期障害にかかる不調は人によって違います。SMIスコア(簡略更年期指数)を使うと受診の目安がわかります。自分で合計点をもとにチェックすることができます。



更年期指数の自己採点の評価法(合計点)
0~25 点:上手に更年期を過ごしています。これまでの生活態度を続けていいでしょう。
26~50 点:食事、運動などに注意を払い、生活様式などにも無理をしないようにしましょう。
51~65 点:医師の診察、生活指導、カウンセリング、薬物療法を受けた方がいいでし ょう。
66~80 点:長期間(半年以上)の計画的な治療が必要でしょう。
81~100 点:各科の精密検査を受け、更年期障害のみである場合は、長期的な対応 が必要でしょう。
  出典:小山ら 更年期婦人における漢方治療 : 簡略化した更年期指数による評価
       (1992:9:30-34 産婦人科漢方研究のあゆみ)

50点を超えたら、何らかの対策を取ることを考えましょう。
受診するなら、婦人科もしくは女性外来や更年期外来もおすすめです。
薬局で相談するなら、漢方相談を得意とする薬局が良いでしょう。

6.更年期障害の治療法

主な治療方法は、4つに大別されますが、背景にある生活習慣の存在が意外と大きいので、初回の十分な確認作業が、回復への近道となります。

6-1病院での治療法

病院を受診して更年期障害と診断されたら、治療が始まります。あなたにとって何が適切な治療法になるのか?我慢せずに受診しましょう。

ホルモン療法
少量のエストロゲンを補う治療法で、ホルモン補充療法(HRT)と呼ばれます。ほてり・のぼせ・ホットフラッシュ・発汗などに特に有効。いくつか種類があるので、自分に合ったものを受けるようにしてください。

向精神薬
精神症状が最もつらい場合に向精神薬が用いられることもあります。気分の落ち込み、意欲の低下、イライラ、不眠などの症状が主ですがほてりや発汗などにも有効であることが知られています。

6-2薬局でも可能な治療法

漢方療法
漢方は、人を見て処方される内容が異なりますが、日本東洋医学会で代表的な三大婦人漢方薬と呼ばれているものをご紹介します。
 ・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
 ・加味逍遙散(かみしょうようさん)
 ・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
詳しくは、笠原健招堂薬局 更年期障害への対応をご覧ください

栄養素補充療法
 意外と知られていないのがこの方法です。みなさんもよくご存じの通り、体は薬からできていません。食べ物を食べて体は形作られています。漢方の「気・血・水」の「血」に相当します。
不足する栄養素があると、それだけで体は不調を起こしてしまいます。そこで、不足しているであろう栄養素を補充する方法です。
そのために血液検査結果を拝見したり、毛髪検査をすることがあります。うまく栄養素補充が出来ると、更年期障害知らずで過ごせますよ。
詳しくは、笠原健招堂薬局 [更年期障害への対応]をご覧ください。

7.更年期障害に漢方や栄養素補充療法が向くと言われる理由




体温や「血(けつ)」「水(すい)」などの体内のものを動かすエネルギーである「気」、
栄養をふくんだ「血」、体内に必要な水液である「水」、「気・血・水」のバランスが取れていて、わたしたちは健やかに日常を過ごすことができます。

心身ともにバランスを整えることが大切な更年期障害の治療。これは漢方の得意分野です。
一口に更年期といっても症状は様々で、生活習慣や生活環境のちがいも一因となります。

若い時の生理痛や頭痛はだれしも経験することですが、毎回鎮痛剤を服用することで過ごして来ていませんか?

生理痛や頭痛が起きる体調は、そのまま更年期に影響してくる場合が多々あります。それだけでなく更年期は人生のターニングポインともなり得るライフイベントが現れやすい時期です。

女性ホルモンの低下によるストレスだけでなく、体質や環境の変化、性格などが複雑にからみあって、その人独自の症状が出てきます。漢方治療は本来、個別治療をすることから、更年期障害の手当てに向くと言われているのです。

日本東洋医学会の『泌尿器、生殖器の疾患 (更年期障害を含む)』のレポートにおいては下記の通り結論づけられています。

同一調査票を用いた評価において、漢方療法は更年期障害の治療に一定の効果を有し、 HRT と比較しても自覚症状の緩和率はほぼ同等であり、特に精神的症状に効果が高い。出典:『泌尿器、生殖器の疾患 (更年期障害を含む) 』
http://www.jsom.or.jp/medical/ebm/er/pdf/060014.pdf


最近では、婦人科でも漢方を処方するところが増えてきています。
気になる更年期症状が出てきたら漢方の専門家に相談するとよいでしょう。

まとめ

今回は、更年期障害について紹介しました。
更年期は、程度の差はあれ誰でも迎えるものです。ほとんど症状を感じないまますぎる人もいれば、普段通りの日常生活を送るのが難しくなるほどの人もいます。人によって、症状が様々で日によっても違いますし、生活習慣や性格、環境にも影響を受けます。
我慢しないで、早め早めのからだのお手入れが、更年期後の人生を豊かにすることでしょう。

笠原健招堂薬局では体調を確認した上で対応しています。

笠原健招堂薬局 更年期障害への対応[[更年期障害への対応]]をご覧ください。





 

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