マイベストプロ茨城
梅原郁夫

日本の伝統の技と現代の科学を融合させる建築士

梅原郁夫(うめはらいくお) / 一級建築士

梅原材木店

コラム

イチョウの大黒柱

2013年6月5日 公開 / 2014年7月17日更新

コラムカテゴリ:住宅・建物

イチョウの木の大黒柱を作りました。
まず、大型丸ノコで柱材に切れ目を入れます。
更に、チェーンソーで柱の芯まで切れ目を入れます。
これを、『背割り』と呼びます。


背割り作業


で・・・・
『背割り』とは・・・
一般的には木材は乾燥したときに“ひび割れ”が生じます。
柱にこの“ひび割れ”が入ると見栄えが悪くなります。
というわけで・・・
「乾燥収縮」による“ひび割れ”を防ぐために、柱材の芯まで切り込みを入れます。
これを『背割り』と呼んでいます。

施主さんによっては、「柱に傷が入っている」とおっしゃる方もおられますが、これは傷ではなく『背割り』なのです。
また、「柱に割れ目があるのに、強度的に大丈夫なのか?」というご質問を受けることもありますが、これは調査研究機関による実験により、強度の低下は発生しないことが証明されています。

施工事例

この記事を書いたプロ

梅原郁夫

日本の伝統の技と現代の科学を融合させる建築士

梅原郁夫(梅原材木店)

Share

コラムのテーマ一覧

梅原郁夫プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ茨城
  3. 茨城の住宅・建物
  4. 茨城の注文住宅・住宅設計
  5. 梅原郁夫
  6. コラム一覧
  7. イチョウの大黒柱

© My Best Pro