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藤之原和郎

顧客の大切な住まいを守る外壁と屋根塗装のプロ

藤之原和郎(ふじのはらかずお) / 1級建築施工管理技士

ひまわり塗装株式会社

コラム

モルタル外壁の塗り替えの目安

2015年11月11日

テーマ:外壁塗装のトラブル・クレーム

コラムカテゴリ:住宅・建物

暮らしを守る住まいと住まいを守る外壁

住まいの屋根や外壁は、太陽の熱や紫外線、雨や風から私たちを守ってくれる生活に欠かせない存在です。

その屋根や外壁は1ミリにも満たない、薄い塗膜によって守られていることをご存知でしょうか。しかし、塗料の耐久性は建物の耐久性に比べて短く、定期的なメンテナンスを行うことで建物の寿命を維持することができるのです。

外壁に使用される材料や塗装に使われている塗料の成分によって、メンテナンスの時期は異なってきます。

主な外壁材料には、モルタル(コンクリート素材)、サイディング(コンクリート系)、トタン(金属系)、板張り(木材系)があり、その外壁に塗料を塗ることで、美観と建物の保護を行っています。いろいろな色の建物があるのは、塗装効果によるものです。

モルタル外壁の特徴と寿命

戦後より日本家屋の外壁に使用されている素材の中に、モルタルがあります。

モルタルは、セメントに砂と水を練り混ぜて作られた物で、どんな形状にも適合できることから現在でも多くの建物に使用されています。
セメントを使用するため、重量があり耐震性や防火性に優れているのが特徴です。また、近年使用されているモルタル外壁は通気性にも優れた素材が多く、湿気を滞留させることなく快適な空間を保つことができるようになりました。

モルタル外壁は、左官職人が手作業で仕上げていくので、その仕上がりにはとても高級感があります。

外壁デザインには、ザラザラ感のあるジョリパット、ツルツル感のある吹き付けタイル、骨材というツブツブの砂状が特徴のリシン、表面が粗く凹凸の激しいタイプのスタッコなどが有名です。

職人による技で仕上げるモルタル外壁ですが、年月の経過とともにヒビ割れやカビ、シミが発生してしまうことがあります。

特にクラックと呼ばれるヒビ割れは、放っておくと割れ目から水や湿気が浸入し雨漏りや柱、床の腐食を引き起こしてしまいます。ヒビ割れが生じ始めたら、モルタルの寿命の目安と言われています。
メンテナンスが必要な時期の目安になるでしょう。

モルタル外壁の塗装効果を左右する高圧洗浄

モルタル外壁は、塗装の表面に凹凸をつけたデザインが多く、カビの根が繁殖したりシミがこびりついてしまうリスクがあります。また、旧塗膜の劣化によりチョーキング現象が起きてしまう素材でもあります。このような汚れは、水で洗うだけではどうしても落とすことが難しいので高圧洗浄を行う必要があります。

プロが行う高圧洗浄は、水流を当てる範囲や水圧を微調整しながら行うため、外壁を傷付けることなく汚れだけを落とすことができます。

きれいになった外壁は塗料の密着力も良く、塗料の持つ性能を最大限に生かすことができます。塗装前の洗浄が不十分だと、性能の高い塗料を使用しても、早ければ半年もしくは1年以内で塗料が剥がれてしまったり、チョーキング現象が再発する可能性が高くなります。信頼のある業者にきちんと洗浄してもらうことがとても重要です。

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