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コラム
出窓からの雨漏りの原因
2015年12月14日
外気にさらされる出窓
出窓は建物の個性を演出する効果があります。また、出窓の部分は好みの写真や花などを飾るスペースにもなり、生活を彩ってくれます。
しかし、出窓は通常の窓に比べその構造上から、屋根や外壁、ベランダと同じように常に外気にさらされている場所でもあります。外壁より前に出ている分、太陽の紫外線や熱、雨や風の影響を直接受けてしまうため、劣化や損傷を受けやすいと考えられています。また、冬場には結露を起こしてしまい、出窓のカウンターやサッシなどの接続素材が腐食してしまう場合もあります。出窓に使用するガラスは断熱効果の高い物を選び、結露を最小限におさえることが必要です。
出窓の雨漏りはどのように起きるのか?
出窓を取り付ける際には、外壁素材との相性も大切であると言われています。
実際に起きた雨漏りでは、タイル張りの外壁と出窓の隙間に使用されているシーリングが劣化したりヒビ割れが生じたことで雨水が入り込んでしまい、その結果、室内に雨漏りを引き起こしました。
特に、出窓の上部シーリングの劣化は雨漏りの一番の原因と言われています。吹き付け塗装の外壁で使用されているサッシ埋めのモルタルと、下地コンクリートとの間に隙間が生じたことで雨漏りが起きることもあります。
これは、塗膜の劣化によって亀裂が生じ、外壁内部に雨水が染み込んでしまったのです。時間の経過により雨水が室内まで染み込んでしまい、雨漏りを引き起こしてしまいました。
出窓を維持していくには、定期的なメンテナンスを心掛けるようにしてください。
雨漏りのチェック方法と修繕方法
雨の侵入口は1箇所の場合もあれば複数の場合もあるため、雨漏りチェックの際には、漏れの疑いがある場所へ散水をして確認します。雨漏りは、実際に水が垂れてくる箇所が直接原因ではなく、他の箇所から浸入した水が内壁を伝って、そこへ辿り着いてしまった結果なのです。
このような場合、水が漏れている箇所を修理するだけでは雨漏りは改善されません。雨の侵入口はもちろんですが、浸水経路全てのチェックを行い、必要に応じて経路の修繕が必要になることもあります。
雨漏りの被害で最も多いのが、外壁の劣化が原因で起こるものと言われています。その背景には、外壁の劣化を見つけてもすぐにメンテナンスを行わずにいたため、雨漏りが起きて初めて業者を呼ぶケースが多いことが理由だと考えられます。
出窓を支える外壁の定期的なメンテナンスを行うことで、雨漏りの被害を回避できますし、早めに対応することで雨漏りを最小限に抑えることができます。まずは、建物の点検を行い、疑わしい箇所を見つけたら専門に確認してもらうことをおすすめします。
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