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コラム
スレート屋根の雨漏りの原因
2015年12月8日
スレート屋根の特徴
スレート屋根には、大きく分けると2種類のタイプがあります。
天然岩石が主材料の天然スレート屋根と、セメントが主原料の化粧スレート屋根です。
材料を板状に薄く加工し、屋根に取り付けた形状をスレート屋根と呼んでいます。メリットとして、重量が軽く耐震性が高い素材で表面に塗装ができるため、色合いが豊富です。
そして、屋根構造が単純なため修理が必要なときでも、安くすますことができます。
デメリットとして、塗装を施しているので、年月の経過とともに色あせや劣化が起こります。定期的なメンテナンスが必要であることと、耐久性と強度が低いので、台風や強風などで物が飛んできた場合、衝突箇所が割れる恐れがあります。定期的なメンテナンスを行うことで、30年から50年の耐久性を確保することができると言われています。
スレート屋根の雨漏り原因とは
スレートは、紫外線や温度の変化によって約10年から15年ほどで、色あせや劣化が起こる可能性があります。
風や振動が原因で、スレートにズレが生じたり板が浮いてしまうこともあります。また、重量が軽いため、吹き上げの強い風に弱く、材料が下から持ち上げられることで浮いてしまうのです。材料が浮いてしまうと、固定していたビス(ネジ)も一緒に浮いてしまい屋根と下地に隙間が生じてしまいます。この隙間に雨水が浸入して、結果的に室内への雨漏りを引き起こすのです。スレートは防水性が弱くなると、ヒビ割れを起こしやすい素材でもあります。
そして、スレートが水分を含んだまま急激に乾燥したり、あるいは凍結が起きることでヒビ割れが起きることもあります。
スレートの修繕方法と価格目安
屋根の状態や原因によって、修繕方法はさまざまですが、スレート屋根の主な修繕内容を紹介します。
下地を含む屋根全体の劣化が激しい場合には、屋根の葺き替え工事を行う方法があります。下地や防水など、屋根に関わる全ての材料を取り替えますので費用は高くなります。
屋根の下地には問題がないけれど、スレートの損傷が激しい場合には、カバー工法といって元々の屋根の上に新たなスレート屋根をかぶせて雨漏りを修繕する方法です。
その他、棟板金の劣化や破損が原因の雨漏りに対して行うのが、棟板金の交換です。スレートは比較的価格が安い屋根材料のため、部分交換であれば1万円~3万円で修繕が可能です。屋根の面積にもよりますが、屋根全体の総額でも、25万円~80万円の費用で修繕できる場合が多いようです。
小さなヒビ程度であれば、変性シリコン系のパテでコーキング補修をするだけで済むので、大掛かりな工事も不要です。
スレートは年月の経過とともに、どうしても劣化が生じる素材です。普段から、屋根の破損がないか劣化箇所がないか確認するためにも、定期的なメンテナンスが必要なのです。
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