企業が責任を果たす時代に社会保険労務士ができること

社労士事務所の持つ使命と目的

前回のコラムでも少し触れしましたが、社労士事務所の持つ使命と目的を改めてお伝えしたいと思います。

本来、社労士事務所は企業の労務管理を法律や制度面からサポートし、企業の発展・成長のために動く存在です。各々の企業が持つ個別の課題解決に向けてできる具体的お手伝いをするもので、これは原則として、社労士にしかできません。社労士事務所が掲げるそれぞれの使命と目的は「企業の存続と発展にある」ことは、多少の方針の違いはありますが明確です。

経営者の皆さんも自社での人事労務の課題を解決のために社労士事務所を探すときは、相性のいい社労士をチョイスすることを心掛けてくださればと思います。話しにくいこともときにはあるでしょうから、親身になって話を聴いてくれる、一緒に解決策を考える、など経営者の皆さんがベストの結果を得られるような社労士を見つけてくれれば何よりです。

社労士には2つの形がある

社労士と一口に言っても、実はその働き方は大きく2つに分かれます。1つは「勤務型」と呼ばれるものです。これは企業内の総務部門で働く従業員で社労士資格を持っている人、が当てはまります。サラリーマンと同じく企業から賃金をもらって人事労務の仕事をしています。もう1つは「開業型」と呼ばれるものです。こちらは先ほどの「勤務型」とは違い、企業から独立して自分で社労士事務所を経営しているのが特徴です。サラリーマンではありませんので、自分で考えて動かなければなりません。「勤務型」との大きな違いがここにあります。

社労士事務所のやる気が問われる1年

今年は「2024問題」が新聞やテレビ、インターネットなどのニュースなどで取り上げられることが何かとあります。前回のコラムでは、企業のやる気が試されるとお伝えしましたがそれは社労士事務所も同じです。働き方改革と密接に関連することですが、企業経営にとってやはり「人」というのは貴重な人材資源です。人を大事にすることはもちろん重要ですが、それと同時に企業を存続させ、成長していかなければ明るい未来はやって来ません。私達、社労士事務所はその持てる知識や経験、ノウハウを活かして企業経営にとってなくてはならない存在になっていかなくては、と考えています。アイ事務所も具体的にお役に立てるように頑張ります！