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【資産運用】買ってはいけない投資信託!は本当か?

2021年7月5日 公開 / 2021年7月7日更新

テーマ:資産運用 投資 投資信託 保険 老後対策

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: 投資信託貯蓄型保険

なぜこんな内容の本がたくさん出たのか?




少し前、投資初心者向けということで

買ってはいけない!投資信託

のようなタイトルや内容の本が

発売されました

その内容の多くは

『投資信託は(リスクが)あるから
やるな!』

とか

『銀行や証券から勧められるものは
やるな!』

というものが中心でした

でも本当にそうなのでしょうか?



結論から言うと・・・

『決してそんなことは無い!』

『投資信託は自分でも納得できるなら
むしろやった方が良い』

『銀行だろうが証券だろうが、勧められた
だけでやるのはたしかに良くない』



です。

ではなぜこのような内容、タイトルの本が
たくさん出てきたのでしょうか?

これは
金利がほぼ付かない=殖えない
預貯金から投資へ資金を動かす

その先にある『投資信託』という商品分野
に資金流入が続いたからです

でもその『投資信託』には

黙っておいておけば‟元本”が毀損しない
預貯金にのみ慣れている人には

それまで縁が無かった
‟元本割れ”をする可能性がある要素が
含まれていたから

そこに警鐘を鳴らすためであった
と思います

それにしても
いきなり
『買ってはいけない』
『やってはいけない』
などのフレーズは

かえって運用市場や投資心理を冷やして
凹ませてしまうことになってしまいます

冷やしてしまうということは
運用されている市場にお金が流れにくい
材料をつくってしまう
ということなので

決して良い効果をもたらしたとは
言い難い書籍群
とも言えますね


ではなぜ、買ってはいけない!や
銀行や証券会社からのおすすめはやるな!は
決してそんなことは無い!と言うのか?


このことについては

私が元銀行員だったから
ということではなく

その話題を見る視点が違うことを
ご理解くださいね

視点が違うというのは
投資信託や投資の世界に手を出すという行為
それだけを見ると
ある意味その通りなんだけれども

銀行や証券会社で取引をすることの
トータルメリット(あるいは一部でもかまいません)

というものを見逃しているということです

銀行や証券(そのうち特に銀行)は

日常生活の中で給与・年金等の受取や引出で
かなり頻繁に使われる、

お金のことで接する場面が多くて
お金のことで何かしようと思うと
パッと頭に思い浮かぶのが銀行などの金融機関
であることはほぼ間違いないでしょう

そして証券会社は
お金の運用商品を扱う会社としては
真っ先に思い浮かぶ金融機関であることも
そう間違ってはいないでしょう

銀行と証券では大きな違いとして
株式を直接売買に携われるかどうか
というのがあります

この点で行けば
金融資産運用の王道であろう株式のことを
一番よくわかっている金融機関は証券会社
あるいは金融商品仲介を行えるIFA(独立系
ファイナンシャルアドバイザー/私も対応可能です)
でしょう

そして銀行は日常生活に関わるお金の流れを
預金や振込等為替業務で対応しており
また貸金業務である融資をしてくれることから
生活循環の両輪を本業として扱っています

そうすると
取引をある金融機関にまとめることで
金融機関からの優遇サービスが提供されます

たとえば
ATMの時間外取引手数料無料化や
クレジットカードの年会費(初年度)無料とか
はたまた住宅ローン金利優遇幅拡大とか
事業等資金借入審査にも影響したりします

またさらにいえば
特に資産運用をされていた人がお亡くなりになった
という場合

遺されたご家族の方々は
その整理にあちこち奔走することがよくあります

取引がまとまっていれば
あちこちにご遺族も奔走することなく
安心して取引整理もすることが可能となります

また、少し違う視点で見ると

やっぱり資産運用は情報の選別が命のひとつです

そう捉えると
銀行よりも証券会社やIFAの方が
ずっと勉強も情報も捉えていますし

普段ご自身の仕事をしながら生活しているので
なかなかずっとお金や運用のことを考えて
生活するということもできないのが通常でしょう

プラスもマイナスもとにかく自分の意思で決めて
自分ですべてをやって納得したい!
という方でなければ

誰か専門的な人や部門に相談や
自身の判断、考え方の後押しをしてくれる人

こういう人とのつながりがあれば
安心して取引が可能になってきます

つまり
資産運用をするときに

自分がどういう運用をしたいか?

それは目指す成果のことばかりではなくて

・どう情報を得ていきたいのか
・どう追加や解約のタイミングを取るのが
自分の気持ち的に合っているのか
・自分に万一があった時、自分が動けなくなった時
家族などがこれをどう引き継いでくれたりして
くれるだろうか

などなど
入り口と出口
全体の運用〔スタイル〕を考えて
資産運用という
博打ではないお金の増やし方を設計できるか

これらの視点で見ると
決して投資信託や運用を
銀行や証券会社のおすすめではやるな!
という物言いは

それもちょっと違うな
正しく銀行、証券、IFAというものを
活用するのがよい

そう思います


そして最後の・・・

『銀行だろうが証券だろうが、勧められた
だけでやるのはたしかに良くない』

ですが

これはこのままその通りで

銀行や証券会社がすすめてきた投資信託や保険、
株式、債券なんていうのは

まず即決しないことです!

まず銀行の外回り担当者は
入りたての新人が対応していたりしますし
すすめる銘柄も良いものはもちろんありますが
なぜそれしか販売しないのか?というくらい
絞り込まれて偏っているケースがほとんどです

そして
バランスなんて何も考えていない人が多いです

バランスというのは運用のバランスというよりも
全体の金額や収入支出、ライフイベントを
勘案したトータルバランスです

預けてまとまったお金全部を投資信託に回すよう
提案する外回りには特に要注意です

また証券会社は
確かに銀行よりもずっとずっと株式等運用の市場
動向など経済や情報を勉強しています

だけど勉強していればいい
ということではありません

証券会社は運用に関わることが本業であり中心
でありますし
特に株式は時々刻々と値段は変わっている生き物
ですから簡単にはつかめません

なので証券会社の担当者がすすめるために
連絡がきたときには
素人の買いが集中したあとに
玄人の人が売却で逃げる
いわゆる‟イナゴ”現象で
買った人は売却しようとしたときには値崩れして
売るに売れない状況になったり
ということはよくあります
※イナゴなんていう通称が付くくらいですから

そういう意味で
すすめられただけで即断即決
という買い方は
自分が求めた成果を掴みにくいことがよくある
ということです
※絶対ダメ!と断定できないのもまた辛い・・・


とにかく
急な勧誘や
刺激的なタイトルだけに惑わされないように
気を付けましょう!

この記事を書いたプロ

望月良友

元銀行員の独立系FPによる法人経営コンサルと個人資産形成のプロ

望月良友(HORIZON FP事務所)

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