思考パターンを読み取る言語プロファイリングの紹介

2023年5月1日

テーマ：社員研修

コラムカテゴリ：ビジネス

　言語プロファイリングとは、相手の会話や行動から思考の特徴をパターンとして読み取り、そのパターンが持つ肯定的な側面を表現することで相手に影響力を与え、肯定的な反応を引き出すスキルです。

　言語「language」と行動「behavior」からパターンを読み取る「LABプロファイル」を学びます。LABプロファイルで「言語によるプロファイリング」を習得すると、相手や自分の「心のパターン」が理解でき、会話が楽になり、良好な人間関係を構築することかできます。

　心には色々なパターンがあります。仕事で役割を担っているとき、家族と一緒に過ごすとき、趣味に没頭しているとき、あなたの心のパターンは変わります。例えば、ある飛行機の整備士は「仕事という場」においては、問題が起こらないように、あらかじめ決められた外部の判断基準と手順に従って、詳細に飛行機の整備をする「問題回避型」、「外部基準型」、「プロセス型」、「詳細型」のパターンを持っています。
しかし、彼は「家族と過ごす場」では適当で大雑把な「全体型」のパターンを持つかもしれませんし、「趣味の場」では多趣味で目的を極める「オプション型」と「目的志向型」のパターンを持つかもしれません。自分のパターンを変えて、相手のパターンに合わせることもできます。組織の求める役割に応じた「心のパターン」をつくり、役割を演じることができるのです。

　LABプロファイルは、37のパターンを使って、言葉と行動を分析し、相手の思考パターンを把握します。人のやる気を高める要因は、それぞれの人で異なります。この要因が37パターンあります。人の関心を惹きつける言葉もパターンによって異なります。それを影響言語と呼びます。そのうち、10のパターンの定義とそのパターンの人を惹きつける影響言語を表にまとめます。

【LABプロファイル：パターンの定義と影響言語】

　コミュニケーションを題材にした研修では、言語プロファイリングの演習も実施しております。