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コラム
仕事力を高めるための問題解決の考え方と取り組み方(3)
2022年12月27日
3)問題発見のあり方とは
問題を発見するための取り組み姿勢としては二つあります。
一つは、問題によって仕事の成果を阻害させないという目的や目標に対する意識が強いこと。
もう一つは、問題を見逃さないという関心の高さや、仕事に対する責任の強さにあります。
仕事の成果に対して無関心だったり無責任な姿勢だったりするのでは、問題を発見することはできないでしょう。たとえ目の前に問題が転がっていても問題を認識する意識や意欲がなければ、ただの一つの現象としか目に映りません。
仕事に対するしっかりとした気の持ち方や心構えは基本中の基本ですが、それだけでは不十分です。問題として認識するには、何らかの基準や規則が必要です。仕事の計画書は、こうした基準や規則を明確にするという位置付けがあります。
例えば品質の問題では、製品が設計通りの機能や性能を発揮していなければ問題であることが明確になります。
開発コストであれば、計画した金額を超えて消費していれば経費予算を超えているということで、利益性の視点から問題であると明確になります。スケジュールで言えば、計画した日程より開発が遅れていると開発活動に何らかの問題が発生していることが分かります。
つまり、計画が明確でなければ問題の判断基準も不明確になり、問題認識の甘さや問題の見過ごし、対応の遅れを招きます。結果として、仕事の出来栄えに大きな悪影響を及ぼすことになります。
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