マイベストプロ岐阜

コラム

モヤモヤは、消える?

2022年12月7日

テーマ:メンタルヘルス

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

 先日の話し合いのモヤモヤした気持ちが、なかなか拭えません。
 そこで、昨日とは違う別の角度から、もう一度自分を振り返ってみようと思いました。

 私は、課題解決のために、私案を考え、提案することが時々あります。
 当然不明瞭な部分があると質問されます。わかるように丁寧に説明をしたり、意義を訴えたりします。何度もこの事が続くと、次第に感情的になり、
 「本当に、分かろうと思っているのだろうか。私案を受け入れたくないから、粗探しをして質問するのではないか。」
と、相手を攻めている自分を発見します。
 今回もこのパターンだったように思います。

 もう一方で、理解を得て、一緒に仲良く取り組みたいと思っている自分がいます。

 「この両者が別々の方向を向いているため、モヤモヤが消えないのだろう。同じ方向を向いて補い合う関係を築けば、モヤモヤが消えるだろう。」と思いました。

 そこで、初めに、相手を攻めている自分が、「攻める事で、得ている事は何か」を探求してみました。

 「一途さ」
  ※攻めることで自分を守り、自分の思いを貫き通すこと

 次に仲良くしたがっている自分が、「仲良くする事で、得ている事は何か」を探究してみました。

 「支え合い」
  ※互いを尊重し、よりよいものを生み出すこと

そして次に、願いに向かって、この両者のよさを活かし、補い合う新たな自分を探究してみました。

 願い 
 「みんなでよりよい取り組みを創り上げること」

 新たな自分

  仲良くしたがっている自分の「支え合い」と相手を攻めている自分の「一途さ」を使って、新たな取り組みを生み出す自分
 (これはリーダーシップを発揮している自分・・・・新たな自分)

 最後に、この自分が活躍している話し合いの場面を想像してみました。
 
 すると、先日の話し合いが、私の案に集中しているため、互いに視野が狭くなっている事に気付きました。
 これでは、よりよい取り組みを作り上げることができません。
 私自身も、よりよい取り組みにしようとする思いが薄れ、私案にこだわっていたように感じられました。
 全くリーダーシップを発揮していません。

 この「リーダーシップを発揮している自分」から話し合いに参加していなかったことが、モヤモヤの原因のように思いました。

 そして、私案を白紙にする事は、「一途さ」を生かす事にはならないと思いました。

 持ち寄る一つの案として考えることにすれば、「一途さ」を生かす事になります。
 
 この「リーダーシップを発揮する自分」を常に意識して、話し合いに参加できるようにしたいと思いました。

 ようやく、モヤモヤが、消えました。

この記事を書いたプロ

須田敏男

長年にわたる小学校の教頭の経験を活かした家庭支援のプロ

須田敏男(あすなろ教室)

Share

関連するコラム

須田敏男プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
058-337-0453

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

須田敏男

あすなろ教室

担当須田敏男(すだとしお)

地図・アクセス

須田敏男プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岐阜
  3. 岐阜のメンタル・カウンセリング
  4. 岐阜の家族カウンセリング
  5. 須田敏男
  6. コラム一覧
  7. モヤモヤは、消える?

© My Best Pro