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コラム

離婚・・・増えてほしくない!

2020年12月27日

テーマ:生き方

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

ご近所の方と話をする機会があり、離婚が増えている今の社会の問題について考えました。

人間関係を一番深く考える機会が結婚・離婚になると思います。

 社会学の専門家ではないのですが、離婚が増えている原因は、自己主張が強くなり、耐性が弱くなった現代人の特徴が表れているからではないかと思います。
 そして、その上で成り立つ、新しい結婚観があるのだろうと思います。
 
 私の古い結婚観かもしれませんが、考えさせられる事案が知恵袋にあり、回答しました。

<昨日、離婚した方の投書への回答>
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11236364461?__ysp=5pio5pel6Zui5ama

 大変辛い体験をされましたね。ご心中をお察しします。

結婚よりも離婚の方が、エネルギーを使うとよく言われますが、きっと心も体も大変な状況ではないでしょうか。

一人になって、自分を責めすぎて、病になっては大変です。気持ちを切り替える機会が、今だと思います。

一番大切なことは、自分の人生を自分らしく生きることだと思います。

山あり、谷ありの人生です。

今は、谷を体験されていると考えることができます。

ここで大事にしたいことは、「この体験から何を学ばれたか」です。

自分に非はなく、相手に非があると考えていると、必ずまた同じ体験(似た体験)を繰り返してしまいます。そして、何よりも大事な学びの機会が失われます。

一般論ですが、結婚は二人の共同生活です。もともと価値観の違う者同士ですから、ぶつかることは当然です。結婚生活は、その二人がお互いに支え合い、補い合って、新しい二人だけの価値観を作り上げていく作業になります。

あなたの場合、「ゲーム依存症と、金銭感覚の違い」は、結婚されてから初めて知った相手の一面だったと思います。
もし、結婚前にこのような方だと知っているのであれば、結婚されなかったのではないでしょうか。

ゲーム依存に限らず、1年間の結婚生活の中で自分と相手との違いに気づくことはたくさんあったのではないでしょうか。


違いがあったときにお二人はどのようにその違いに向き合われてきたのでしょう。そして、その違いをどのように扱われてきたのでしょう?

お二人の結婚生活を振り返ってみましょう。

そして、この振り返りは、今後のあなたの人生に必ず役立ちます。


向き合い方、扱い方には次のパターンがあります。

①一方の主張が通る場合
もし、「互いに主張し合い、どちらかが折れてその場を収めてきた。」のであれば、折れた方の心に不満が溜まっていきます。

②互いの主張が通る場合
もし、「互いの主張が認めあえるように、別々の時間や空間を作った。」のであれば、相手との距離は次第に離れていきます。

③互いの主張を融合した場合
もし、「互いの主張を理解し、互いに譲り合ったり、補い合ったりして、新しいルールを作っていった。」のであれば、互いを尊重し合うことができ、相手との距離は近づいていきます。


さて、お二人の結婚生活は、①~③のどの扱いが多かったのでしょう。

ここで、再度、離婚の原因に着目すると、「ゲーム依存症と、金銭感覚の違い」とおっしゃっておられるのですから、きっと1年間の結婚生活は、③ではなく、①や②が多かったのではないでしょうか。

もし、③であれば、ゲーム依存症や金銭感覚は互いの知恵を出し合いながら、克服できたかもしれません。

いかがでしょう。

結婚当時の愛情が薄れていくには、それなりの理由があります。
(日々の営みの中に必ず原因があります。)

自分にとって欠点と受け止める一面が相手にあっても、日々の営みの中で相手を尊重し、補い合い、支え合う気持ちを生かしながら結婚生活を送れば、きっと二人で乗り越えられたのではないでしょうか。

①や②を繰り返す結婚生活は、決して幸せな結婚生活ではないと思います。

そして、もし、仮に彼が、辛い現実から逃避するためにゲームに夢中になって行ったとしたら、大変不幸なことだと思います。(9歳年上の方ですから、あなたの主張を受け入れようと努力されていたのかもしれないと思いました。そして、努力しきれず現実から逃避し、ゲームに夢中になられたのではないかと勝手に推測しました。)

お二人の結婚生活を十分理解していない上での発言になります。誤りがある点は、お許しください。


この体験を真摯に受け止め、自分を見つめ、振り返り、多くの学びをされることが、1年間一緒に生活され、かつては愛した相手の方へのお礼になると思います。そして、辛い気持ちが薄らぎ、学ばせていただいた相手の方への感謝の気持ちも湧いてくると思います。

自分を責めることなく、よい学びの機会にし、新しい人生の扉を開いてください。

長い人生です。

笑顔を取り戻し、前向きに生きてください。

この記事を書いたプロ

須田敏男

長年にわたる小学校の教頭の経験を活かした家庭支援のプロ

須田敏男(あすなろ教室)

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