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コラム
不況で健康障害?
2014年1月28日
米国では、近年の不況によって胃潰瘍をはじめとするストレス性の健康問題に関する懸念が高まっていることを、米サンディエゴ州立大学の研究者らが報告した。
今回の結果、経済状況の良好な時期に比べ、ストレス関連の症状についての検索が大幅に増えていることが判明した。「大不況(リーマン・ショックに代表される金融危機による世界的な同時不況)の時期には、健康に関するグーグルによる検索が2億件も増加した」と同氏は述べている。
研究グループは、ストレス性の健康問題に関連するキーワードとしてchest(胸)、headache(頭痛)、heart(心臓)、pain(疼痛)、stomach(胃)の5つを特定し、よく検索される約350症状のリストを作成した。研究期間中、胃潰瘍の症状に関する検索数は想定よりも228%多く、頭痛の症状に関する検索数は193%多かった。さらに広範囲に見ると、ヘルニアについての検索数は想定よりも37%多く、胸痛は35%、心拍の異常は32%それぞれ多いことがわかった。腰痛、胃痛、関節痛、歯痛についても通常より検索数が多かったという。
「大不況によるストレスは確実に身体を蝕んでいる。例えば、失業の経験はストレスになり、失業の影響を直接受けていない人も職を失うことを恐れるようになると考えられる」と同氏は説明している。
研究共著者は、インターネットで健康に関連する検索語をモニタリングすることは、ストレス軽減などのために資源を投入するなど政策に役立つはずだと述べている。ウェブを使った手法は、従来の調査方法よりも短時間で安価かつ効率的に実施できると、同氏は指摘している。
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