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高澤信也

育った環境の問題を解きほぐすカウンセリングのプロ

高澤信也(たかざわしんや)

カウンセリングオフィス トリフォリ

コラム

子どもに自信をもたせるかかわり方

子育ての悩み

2017年11月14日

こんにちは。
トリフォリの高澤です。

今日は子育て相談の中で親御さんの
心配ごととして語られることの多い
「私みたいになってほしくない」
について考えていきたいと思います。

親御さんが言う
なってほしくない「私」
とはなんでしょうか。

・人の顔色をうかがう
・自分が嫌い
・人と会うだけで緊張して疲れる
・本音を明かせない
・ノーが言えない
・ダメなところがたくさん
などなど

こういったことをよくお聞きします。

ではなぜ自分のことをこんなふうに
過小評価するようになったのでしょう。

よくあるのは、そもそも親御さん自身が
子どものころ…

・ダメ出しをいっぱいされた
・甘えることができなかった
・「あーせえ、こーせえ」と命令ばかり
・いいとこじゃなく欠点ばかり指摘された
などなど

こういった関わりでは子どもは
*自分は大切な存在!
と思えるようにはならないでしょう。

人は大切に扱われて初めて
*自分は大切な存在!
と感じられるようになります。

そこを土台に、人のことも大切に
扱うようになっていくものです。

ところで子どもを
「大切にする」
とはどういうことでしょうか。

それは大きくは2つ。
そのひとつ目は…

子どもを敬うこと

自分と対等な存在として尊敬することです。
軽く見て批判したリ侮辱したりしないだけでなく、
軽く見て過保護・過干渉にもならないことです。

特に過保護・過干渉のケースにおいては
「愛すること」

「甘やかすこと」
が混同されていることが少なくありません。

「甘えさせる」ことは愛情を示す大切関わりですが、
「甘やかす」ことは愛ではなく子どもを軽んじた見下しです。

甘えさせるとはたとえば
*怖がっているときは抱きしめる
*悲しんでいるときは慰める
*怒っているときは言い分を聴く
*喜んでいるときはともに喜ぶ
*嫌がっているときは尊重する
*寂しがっているときはそばにいる

言い換えると、子どもが瞬間瞬間で
感じている気持ちを受け取っていくような
関わりです。

一方、甘やかすとはたとえば、
・子どもがなすべきことを肩代わりしたり
・家庭のなかで協力的な活動を与えなかったり
・欲求を簡単に満たしたり
・親が心配だからと先回りして不安の芽を摘んだり
・子ども間のトラブルに介入したり
・「ダメなものはダメ」を教えなかったり
・できないことにチャレンジさせなかったり

これは表向きはやさしい関わりのようですが、
そのままでは子どもは
*「自分には力がある!」
と自分を信じることができません。

子どもに自信を持ってもらうには、
「甘えさせること」を大切にしながら、
「甘やかすこと」は手放していく。

そのためには私たち親自身に
勇気が求められます。

何せかわいいわが子ですから、
「嫌な目に遭ってほしくない!」
という欲があるものです。

そこで必要になってくるのがもう一つ。

子どもを信頼すること

わが子の力を信じて任せる。委ねる。

つらい体験もするだろうけど、きっとこの子は
そこから学べる。立ち上がれる。やり直せる。

そう信じることです。

子どもの力を信じるには、
親である我々の勇気が問われます。

子どもを信頼できなければ、
その子自身が「人を信じる」ことを
学ぶことができません。

「人を信じること」を学べないままだと、
その先に待っているのは
『不安だらけの人生』。

愛するわが子にそうなってほしくないはずです。

だからこそ勇気をもって子どもの課題からは
撤退し、子どもの力を信じて委ねたいものです。

もちろん、どんなときでも味方である
という姿勢を崩すことなく。




この記事を書いたプロ

高澤信也

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