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コラム

新入社員 働くことの意識調査

2016年2月4日

コラムカテゴリ:ビジネス

毎年日本生産性本部が実施している「新入社員の意識調査結果」の発表です。

平成27年の傾向とすると
1.「人並み以上に働きたいかどうか」という質問では
「人並みで十分」がさらに増加(昨年 52.5%→53.5%)し、
  「人並み以上に働きたい」(昨年 40.1%→38.8%)を大きく上回り、
 過去最高となりました。
 働き方のほどほど志向が強まっているようです。
 結構寂しい感じがあります。。。

2.「どのポストまで昇進したいか」という質問では
  10 年前(平成 17 年)と比べると、男性では社長という回答は大きく減り(27.0→17.4%)、
  部長と課長が増加しています。
  一方女性では、専門職志向が低下(34.1→27.2%)するとともに、
  部長が増加する(7.2→10.5%)など、女性の昇進志向が高まる傾向が見受けられます。
  力のある女性にはどんどん上を目指してほしいですね。

3.「就労意識調査」では、
  「同僚が残業していても自分の仕事が終わったら帰る」
   昨年度35.1%→今年度41.5%(+6.4 ポイント)
  「友人といるより一人でいる方が落ち着く」
   昨年度47.3%→今年度51.9%(+4.6 ポイント)
  「収入がよくなくても、やり甲斐のある仕事をしたい」
   昨年度62.9%→今年度57.8%(-5.1 ポイント)
  「すこし無理なくらいの目標をたてた方ががんばれる」
   昨年度74.3%→今年度69.9%(-4.4 ポイント)
  「面白い仕事であれば、収入が少なくても構わない」
   昨年度54.9%→今年度51.5%(-3.4 ポイント)
 
  となり、仕事に対する意欲や目標の達成意欲の低下や仕事に対する淡白な印象があります。
  ここは会社に入ってしっかりと教育する必要がありますね。
  一番最初に入った会社の経験がその後の人生を大きく左右するのは言うまでもありません。
  人を雇うということはその人の人生を預かることにつながります。

 どのような社長がいるのか、どのような上司・先輩がいるのか、同僚はどんな人なのか、
 どのような社風なのか、仕事のやりがいは見いだせるのか、どのような教育体制なのか
 などなど会社としての姿勢を判断されるところです。

 いい会社を作るために、社長と社員が共に一つの方向を見据えて働くためにどんな会社を
 作りたいかを明確にしておきましょう。
 そこから、その差を埋める仕組み、行動が始まります。

 最後までお読みいただきありがとうございます。
 ぜひこちらもご活用ください。
 http://kkr-group.com/seminar/index.html

この記事を書いたプロ

北出慎吾

社会保険労務士として企業の成長に寄り添う人事労務のプロ

北出慎吾(北出経営労務事務所)

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