英検1級道場ー2022-2英検1級2次試験トピックは過去問の焼き直しでした

2022年度第2回英検C日程の2次試験が行われました。
私自身の受験の模様は下記の記事でアップしました。
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5123658/

受講者の数名から、受験の報告が届いています。
A日程で受験した受講者からの報告も合わせて検討した結果、これまでやってきたサポート方法は的確であると判断できます。
ここにシェアします。

英検1級道場では、過去問から英検1級2次試験トピックを250件、英作文トピックを56件を集めています。

2次試験トピック、英作文トピックには、共通性があります。
書けば1次試験の英作文、話せば2次試験の面接という言葉が、そのまま当てはまります。

英検1級道場では、このことを踏まえて、過去問トピックを1件ずつ検討し、何をどのように話すのかをまず日本語で整理していくことから始めていきます。

いきなり英語で話すということはしません。

会話がすばらしく上手な帰国子女やインターナショナルスクールの在校生であっても、一般常識や時事問題に疎い人は、ほとんど何も話せないという事実があります。
これは、数百件の実績でも証明されています。

普通の会話とは違い、トピックに対してしっかりと論理立てて話すことが必要です。
トピックに関しての基礎知識があること、質疑応答に対して、より詳しい情報を話せることが必要です。
自分の意見をはっきりと主張できるよう指導していきます。

私自身も日ごろから、情報をストックし、論理構成や質疑応答ができるように努力しています。

英検1級2次試験対策として、以上のようなレッスンを提供しています。
2次試験に不合格を繰り返す人、不合格の理由がわからない人、あるいは確実な合格を目指したい人。
英検1級道場で、2次試験対策とスピーチ強化を目指してみませんか？

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2022-2　英検1級2次試験で出題されたトピック
（本人の記憶によるものですので、必ずしも正確ではないかもしれません。ご注意ください）

〇日本で英語を公用語にすることはbenefitialか？（benefitがあるか）
〇アメリカはsuper powerの地位を失いかけているか？
〇日本政府は福祉にたくさんの予算を使いすぎているか？
〇選挙は義務化すべきか？
〇人々の幸せを決める一番の要素はお金 か？
〇日本では老人が差別を受けているか？
〇宇宙開発によって地球外生命体を探すのにコストをかけるべきか？

これらすべては過去問の中で、表現が少し違ったかたちで出題されていました。
ちなみに、私が選んだのは「日本で英語を公用語にすることはbenefitialか？（benefitがあるか）」
過去問では「日本で英語を公用語にすべきか？」というトピックでした。

私は、この過去問が記憶にあったので、benefitialか？という質問に対して明確に答えるという点に注意しながらスピーチしました。
英語を公用語にすべきではない、と思っているので、benefirialではないと言いました。（後で考えたら、「英語教育を進めることは必須だが、日本人が98％の日本で英語を公用語化することは必要ない」という表現の方がわかりやすかったかもしれません）
一方で、英語教育は積極的に進めるべきだと主張しました。

もしかしたら、このことが、面接官の一人には十分に理解されなかった可能性があります。
そう考えれば、何回かやりとりした後に「必要でない」と伝えたところで理解してもらえた様子だったことが納得できます。

もう一つの可能性は、この外人の面接者が、「日本で英語を公用語にする」ということの意味がわかっていなかったのではないかという点です。
もしそうであれば、私のスピーチ（英語の普及は重要だが、公用語にするのは反対）は矛盾しているように聞こえた可能性があり、理解が難しかったかもしれません。

「楽天が社内で英語を公用語にする」という話と「日本国で英語を公用語化する」という論点は次元が違うのですが、面接者は、そのことが分かったうえで、私に質問し、私から「必要ではない」という表現を引き出したかったのではないかとも考えられます。そうであったことを期待します。