耐震診断拡充の記事から2②~能登半島地震における年代別被害状況

鈴木敏広

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テーマ:耐震補強

下の図は、能登半島地震の国交省のデータです。

診断拡充2②

グラフは左から1981年以前、1981~2000年、2000年~、木造全体に分かれています。1981年以前は(左から1つめ)倒壊が約20%ですが、2000年以降(左から3つ目)ではわずか4棟で全体(608棟)の0.7%、大破は8棟で1.3%です。2000年以降の住宅では地震の後に住めないのは12棟(2%)しかないことになります。この4棟の内、3棟は壁量不足と配置のバランスが悪いことが確認されています。基準を満たしていなかったのです。

1981年~2000年は(左から2つ目)倒壊48棟(5.4%)、大破103棟(11.5%)で合わせて151棟(16.9%)です。1981~2000年の無被害は26.5%です。2000年以降の無被害が65%なので、2000年以降の住宅に被害が少ないことが分かります。

能登半島地震のデータが軽微~中破までがひとくくりになっていることは残念でなりません。なぜなら、診断結果は無被害、軽微、少破、中破、大破、倒壊となっていて、無被害~少破はほとんど被害がなくたいした修理もなしで継続使用できるからです。中破とは外壁の剥離、脱落や窓など開口部の開閉が不具合など修理にかなり費用が掛かります。ですから、中波は分けてほしかったと思います。

1981年~2000年に建てられた住宅を、耐震診断して補強工事していれば、2000年以降のグラフに近づきもっと被害が減らせたと思います。


次回は、『耐震診断拡充の記事から2③~補強工事はした方がいい』です。


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