カビが増えている⑦~大壁の家は
③~⑧まで多くの高気密高断熱住宅が、水に弱い材料で水を閉じ込めやすい工事をしている。それに加えて、最近建てられている多くの住宅のように、窓が少なく、小さいと風通しが良くないので、昔の家のように窓を開けても室内全体の空気は大きく変わりません。
前回のコラム「カビが増えている①」に出てきた本にも、工事中に雨が入り、その雨水を材料が吸収し乾燥させないまま完成し、住みだしてから結露したという例が載っていました。つまり、高気密住宅は完成してからでは乾かないのです。
それなのに、ほとんどの新築住宅で1階の床を上棟前に張っています。確かに上棟工事の時に安全なことは認めます。それなら、1階の床下地合板を仮に張って、上棟したら床板を一度めくり、屋根と外壁から雨が入らないようになってから内部工事をする、乾かす期間を取ったらどうでしょうか。
高断熱気密住宅を作るのなら、乾燥させることも工事の一つと考えないといけないと思います。上棟前に1階の床を張るのなら、内部工事前に床下が十分乾燥していることを公開すべきです。
また、コラム「最近の家の建て方⑬」に基礎の強度が出ていないのにアンカーボルトを締めることは問題ではと書きました。⑤に書いたようにコンクリートの乾燥も十分ではありません。1階の床工事はコンクリート打設後に2週間ほどで行うことは問題ではないでしょうか。
ユーチューブのなどを見ると基礎の配筋や鉄筋のかぶり厚さ、パネル壁の上棟などの映像を見ます。でも、乾燥期間を十分とっている映像は私は見たことがありません。
早く作ることを宣伝している会社もありますが、基礎コンクリートの乾燥期間や強度が十分出ていないのにアンカーボルトを締めることなど、時間が必要な場合は十分とることも工事の一つで大事なことと思います。
次回は、『水(水蒸気)の影響を排除しろ⑩~もしものことを考えているのか』です。
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